実に面白い。見事な構想、そしてそれを上手に書き上げている。新しい恋愛映画ができそうで、胸がわくわくします。
無駄のない設定と描写・文体。短い話ながら、とても完成された作品だと感じました。特に、妹を語り手としているところに戸松さんのセンスを感じました。妹の口を借りて「さよなら」を言うことで、物語により切なさ、奥深さが出ていると思います。