第2話 すれ違いざまに...

私は、ゆったりのほほんと歩いてた。

なんで歩いてるのかとか、どこに向かっているのかは知らないけれど、とにかく歩いて何処かへと向かっていた。


そんなとき、曲がり角から女性が現れた。こちらに向かってくる。


髪は少し染めているのか、栗色。ボブ。

ベージュのロングカーディガンを羽織った、デニムのワイドパンツの彼女は、ゆったりと歩いてくる。


顔を見た感じ、私の知り合いではなさそう。


すれ違いざまに、彼女は私の方を見遣り、微笑みかけた。


と、同時に私の方に向かっていきなり突っ込んできて。


驚いて目が覚めた。

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