男と女

小川貴央

第1話 心の純潔


「男と女」


永遠(とわ)のテーマに稚拙論、

語る所以も無いのだが、

確かに恋して、愛し合う、

本能赴くままならば、

深い関係当たり前

異論唱える余地も無い

あくまで極めて偏見の

特異な主観の域を出ず


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映画や小説、詩の世界、

挙って男女の深い愛

取り分け、昭和のヒット曲、

特に演歌は顕著なり

今迄、曲メロだけにのみ

趣きを傾け、馴染んだが、

歌詞よく見れば、何という

ドロドロ男女の深い愛

哀しく切ない辛い溝


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不快な嫌悪の極みなり

「涙・別れ」の泣き艶歌

暗くて重くて、うんざりと


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男はひたすら性欲に

女も同じく後を追い

女性の綴る愛の詩も

暗くて重くて皆同じ

映画やドラマでお決まりの

ベッドシーンが映ったら

さっさとチャンネル替えちまう


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今は「カラダ」が先だよな、

それが愛だと求め合う


「性の目覚めの低年齢

童貞・乙女は死語になり

純潔・清楚は何処行った?


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もっと「こころ」の結び付き!

重きを置くこと大事だよ


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ドロドロ深い関係が

無ければ、もっと爽やかに

たとえ涙や別れでも、

お互い憎み恨んだり、

傷付くことも少ないさ

もっと明るく清らかに

それは穢れの無い心

「澄んだ涙」となるだろう


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 男と女 小川貴央 @nmikky

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