第3話

新しい星に到着したのは地球を飛び立ってから3ヶ月後。

新しい星の飛行場に着陸し、新しい星の人々に歓迎された気がする。

「人、居たんだ。空想の話だと思って実際には居ないと思っていた。」


到着した星の偉い人(総理や大統領的な立場の人物)に挨拶を受けて新居に案内された。

その家は、めちゃめちゃ広く一家族が住むには部屋が余るくらい大きい豪邸。

あまりにVIPな待遇に庶民であり、普通の一般家庭である我々にとって驚愕すぎる家だった。


「こちらは、我が星が独自に開発し作られた最新鋭の警備が整っておりますので、ご心配には及びません。

弊社の警備員がすぐに駆けつけます!」

と強くアピールされた。


よそ者がこんな素晴らしい豪邸に住んで良いのか?非難が殺到するのではないか?と不安になったが、周りの家もこの家と同様に豪邸のような家が所狭しと建っていた。


「この辺の地区は国が過去に使っていた施設を家に建て替えしたんです。その名残じゃないですけど、その当時殆どこの辺が国の施設

だったんで結果的に豪華な家が並ぶという格好になったみたいなんです。」

とこの周辺一帯の話を新しい星の担当者が語ってくれた。

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