第74話 女神さまの願い? (2)

 えぇ~と……えぇ~と……。


 あれ? このオヤジ。人間の爺の癖に女神さまであるうちに抱き付いているよ。


 それも裸のままで~。一体このオヤジは何を考えているのだろうか?


 と、いうよりもこいつは、昨晩何をしていたのだ?


 裸のままで……?


 それにこのオヤジに抱き付いて寝ているアテナも裸ではないか?


 そんなことを思いながらうちは周りを見渡してみた。


 するとアテナだけではない。他の女神達……。


 姐さん達や他のツレ達も全員が揃って誕生したばかりの、ミロのビーナス像の絵画のような姿……。


 ッて、アイツ……アフロディテを誘うのを忘れていた。


 まあ、いいか~? また今度、新しい合コンの宴をする時に誘えばいいね。


 と、いうことで。この何を考えているのかわからない。変態オヤジをうちから離さないと……。


 アテナの方へと向かしておけば、勝手に抱き合い大人しく睡眠をとっているだろう。


 特にアテナはファザコンで、妙にこのオヤジのことを気に入り甘えていたから丁度良い……。


 では変態オヤジを移動──反転……ッて。


 チョ、チョイ、あっ! あれ? 可笑しい……?


 うちも何でみなと同じ誕生をしたままの姿なの?


 それに良く考えると? この変態オヤジ──。


 うちの豊満なオッパイに顔を埋めてなかった?


 それとこのオヤジのゴツゴツした手のひらが、うちの腹部の下の草原辺りに置いて触れていた気がする?






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