第66話 天国良いところ~。酒も美味いし、姉ちゃんも綺麗だ~ (5)

 と、女神の微笑みを女神にして魅せたが。


 アテナの反応はどうだろうか?


 そんなことを思いながら、ツレであるアテナを凝視してみると。


「(うん、我は別に構わない……。我も日本の男性と戯れ遊ぶのは始めてだから、新鮮でいい……。それに、我も若い者よりは、包容力のある年配者の方が良い……)」


「(えっ? そうなんだぁ~? アテナ~?)」


「(ああ、実は、我は、そうなのだよ~)」


「(へぇ~、アテナ、あんたとはツレ同士なのに。今迄、うちは気がつきもしないし。知りもしなかったよ~)」


「(う、うむ~。そうか~)」


 う~ん、何だか急に、この男勝りで、戦馬鹿女神がしおらしくなり始めだしたのだよ。


 それも、自身の腰をクネクネと官能的に動かし、照れながら。



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