第59話 俺は他界しちゃった~ (20)
まあ、良く世間一般で色々と解釈され定義されているスローな生活なのだが。
この男の想う、スローな生活と言うは、毎日会社に通い。上司にブツブツ文句と、悪態、暴言を吐かれながら歯車のように動く生活に対してゆとりのある生活……。趣味や休み、自然に触れ合う機会を増やし、自分自身のストレス解消に回す時間を増やす生活ではなく。
昔……。中世の頃のような日銭で稼いだ金で支払いだけ済まし。残りが尽きるまで自分の好きなように生きる生活……。
まあ、また金がなくなれば、日銭を稼ぐフリーターみたいな生活……。
う~ん、でも、傍から見ている者達が知っての通りで、彼は若い頃から勤めに出ても早ければその日のうちに、会社の上司と口論や喧嘩をしてやめてくるので、フリーターとは少し違うのかな?
今の仕事を見ても個人事業主といった感じなのかもしれないね?
まあ、とにかく彼は、会社や上司という者達に束縛されない。生活だけできれば週に二日や三日ぐらいしか仕事をしないで自由で気ままに暮らす生活をスローな生活だと思っているのだよ。
まあ、そんな自由人の和だから、元妻だった彼女は大変!
以前から和にはちゃんとした定職ついてくれと嘆願をしていたのだが、彼は全くといって良い程、元妻の話しを聞こうともしない。
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