第33話 プロローグ と、言うよりも? どうしようもない男……(33)
う~ん、それでもさぁ~? 若い会社の社長等は、「い、いや、でも……」と、男に言葉を返すのみだから。
「そうか~? では仕方がない……。貴様との交渉は破談だ。お前は当分の間、臭い飯でも食べてこい。何年入るようになるかは知らんが自業自得だからな……」
男は会社の社長等にこんな捨て台詞を吐き。自身が勤めていた会社の事務所を後にしようとする。
もう二度とくることもない会社の事務所をね。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。金なら払うから警察には言わないでくれ、お願いだから……」
会社の事務所を後にしようとした男の背に、若い会社の社長等は、慰謝料を払うから言わないで欲しいと嘆願をする。
すると会社の社長等に背を向けている男の口の端が『ニヤリ』と吊り上がり。「まいど」と声が漏れてきた。
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