第3章 勇者と出会い

現在までの主な人物紹介①

  アリッサ(坂口龍之介) 性別:両性具有 種族:天使族 属性:闇 一人称:オレ

ひょんなことから(神の手違い)彼が住む世界とはまた別世界、俗に言うパラレルワールドの学生達の転移に巻き込まれてこの世界に転生してきてしまったサラリーマン。ちなみに女性からの誘惑にかなり弱い。

神の中でも上位の力を持つ水神エウロの使徒としてカーディナ大陸に降り立った。

これはアリッサも知らない事実だが、性にふしだらなアリッサにエウロは、生の女神エロスにある頼み事をした。それは―――――


クラス:マスターコレクター(level:67)堕狼化時(level:134)

能力:次元宝物庫+(過去にレジェンダリーファンタジーをプレイして集めた武器が貯蓄されており、好き勝手に閲覧と召喚を可能とする。しかし、自分のレベルを超える武器や条件付きの武器は装備できない。※強化されたことにより、ブックマーク機能とタグ付けが解放され、武器投擲時に優先的に飛ぶ武器を選べるようになった)


  :武器投擲(次元宝物庫から近接カテゴリーに属す武器をランダムに投擲する。魔力消費によって一度に投擲できる数が増減し、最大で500門の扉を開くことが出来る。射出される速度はレベルが上がれば上がるほど増していくが、手加減は出来ず、常に一定の速度で飛ぶ)  

 

  :真眼(発動すれば全てのアイテムの鑑定やステータス、幻術などを見抜くことが出来る。たとえ隠蔽スキルを保持していたとしても見抜き、下位の鑑定眼の効果を無効化する。鑑定眼と心眼の複合スキル。魔力消費を必要とせず、水神エウロから授けられたお詫びの目)


  :マルチクラス(装備した武器に対応するクラススキルを呼び出すスキル。クラス武器スキルはマスターコレクターレベルに依存する。ただし、闇属性のため聖属性魔法を使う場合マイナス補正がかかる。例えば傷を治そうとヒールを唱えたら止血程度しかできないくらい)


  :一斉射撃(次元宝物庫から射撃カテゴリーに属す武器を最大で20門召喚し、自身が持つ射撃武器と連動してスキルを同時に使うことが出来る。ただし、マキナ武器はマキナ技師才能が必要)


パッシブスキル

  :神級鍛冶師(偽)(その者は全ての鉱物と素材を扱うことが出来る。純粋な鍛冶師ではなく、プレイヤー知識としての鍛冶のため精霊の呼び声を必要とせず、素材の声を聴くことが出来る)


  :エンチャントマイスター(呪)(鉱物や素材に眠る効果を引き出して武器や防具に付け加えることが出来る。呪われている効果を持つ武具も自由自在に呪いを引き剝がせる)


  :アスガルドの躍動する魂(その者は呪われている。体の欠損を探し続け、やがて災厄を引き起こす存在)

  

  :アスガルドの左腕(封)(左腕がアスガルドと同化し、解放すればアスガルドの必殺技アストラルクローを使用することが出来る。ただし、使用すれば体の浸食は進む)


  :聖骸布(インドラの母アテンの髪と魔力が宿った赤い布――――のような何か。全ての呪物の効果を抑える力と光属性ダメージを50%カットする効果がある)


  :マキナ技師(オーパーツ―――マキナ技術を扱うことが出来る)


  :エロスの加護(死を司るタナトスと相反する生を司る女神様の加護。これを持つ者は難病を退け、望まぬ妊娠を避ける効果を持つ)

 つまり、いくらやっても性病にならないし、本当にアリッサが心から望んだ者以外はいくらやっても妊娠しない、というまさに神業のような効果。生を司る神としていくらエウロの頼みとは言え、子を封印するというのは相当悩んだらしい。しかし、彼女が持つスキルから、もしこれが子にも遺伝するのであれば世界に神級鍛冶師が溢れる事態にも発展する恐れから、最高神ソルからのお願いもあって遂にエロスは折れて授けたそうだ。※ちなみにこのパッシブ効果は神以外には隠蔽されて見えない。








  ユイ(坂口唯) 性別:女性 種族:銀狐 属性:闇 一人称:私


なんとなく兄のヘッドセットを付けたら異世界に来てしまった完全な被害者。幼い頃に両親を亡くし、叔母と叔父に兄と共に引き取られて医学生になったエリート。

大学を卒業後、医学生の自分のために多額の金を払う兄を尊敬しており、そんな兄を失ってから若干自暴自棄になっていたところで、カーディナ大陸へ来てしまう。

転生時には、形作りし神モルペウスと彼女の親友である運命神フォルトゥナの2柱の力を借りて獣人国の秘境、妖狐族が住まう仙人の谷に降り立った。


クラス:ネクロマンステイマー(level:10)

能力:死者契約(その地に縛られてしまった亡霊と契約し、召喚して力を行使する。普通の肉体を蘇生させるネクロマンサーとは違い、霊体を魔力によって実体化させるので聖女の力でなければ霊体が消滅することはない。ちなみに愛犬ユウタは唯の守護霊なので、たとえ聖女であろうとモルペウスとフォルトゥナの力によって守られている不滅の存在)


パッシブスキル

   :運命と可能性の枝(常に最善の手を選び続けるという曖昧な効果。しかし、デメリットとして効果を自覚したとき、自然消滅する効果がある。彼女の人生を見て涙したフォルトゥナ神が授けたパラレルワールドの力)

   

   :バハムートの卵(貴方の旅路は常に覇王竜に見られている。その選択、行動によってこの竜は聖竜にも世界を破滅へ導く混沌の竜にもなる。※この卵を持つ限り貴方は呪い、毒、闇属性を無効化する)


   :境界竜の加護(封)(全魔力を消費して境界竜ミラージュJrを召喚する。使用者は発動後全ステータスが1割まで下がり、1カ月のクールタイムを得てステータスデメリットは戻る。※このスキルは現在封印状態にある)






  リーシア・アルベット 性別:女性 種族:人間 属性:光 一人称:私


クラス:ホーリーランサー(level:61)

王国初期から王に仕える由緒正しいアルベット家の長女。その美貌と力と清廉潔白な(表顔)性格から男性よりも女性のファンが多く、結婚の申し込みが後を絶たない。

本来の性格は、自堕落でいつまでも自由気ままに家柄を気にせず旅に出たい冒険家気質で、家のことを全く気にしないことから家随一の悩みの種となっている。

ちなみに性に関しては、両方ともいけるとのこと。でも、どちらかと言うと女性の方が好きで、子も作れるのなら両性具有のアリッサ以外に考えられないらしい。





  バニラ・イェーガー 性別:女性 種族:人間 属性:雷 一人称:私


クラス:ハイシーク(level:77)

既に家名を捨てたが、イェーガー家もまた王国を裏から支え続けてきた貴族で、主にやっていることと言えば、諜報や暗殺や尋問など表ではとても言えないようなことばかりやっている。

イェーガー家の当主も初代が盗賊なこともあって、代々性行為に節操がない性格で、子孫もかなり多く、兄妹同士の血の争いなど日常茶飯事である。

そんな物騒な家系に生まれたバニラは、たまたま見た目が良くてたまたまリーシアと歳が近くて、たまたま優秀だったために素顔を晒してリーシアの護衛兼、毒見役としての任についていた。それが幸か不幸か、いつしか護衛対象であるリーシアや自分とは正反対の家柄であるジェニファと仲良くなり、今ではアリッサの護衛をやっている。ちなみに暗殺者として育ったバニラの性格は、酷く冷徹で人を殺すのも子を殺すのも言われれば機械のようにやる人間である。






  ジェニファ・レーグネス 性別:女性 種族:人間 属性:風・聖 一人称:私(わたくし)


クラス:パラディン(level:57)

アルベット家の分家レーグネスに生まれた長女。生まれた時からリーシアに仕えることが決まっていた彼女は、稀有な能力を持っていた。それはダブルタイプというもので、生まれながらにして属性を2つ持っているのだ。授けられた属性は風と聖属性。ただでさえ聖属性というのは、世界でもごく少数で、彼女へ期待する家族の眼差しはいつしかプレッシャーになった。

だが、それすらものともせずジェニファは努力を続け、彼女はオーディアスでもトップクラスの強さを得るに至り、リーシアと共に学園へ通っていた頃は向かうところ敵なしだった。


獲物は片手剣とラウンドシールド。ダブルタイプではあるものの魔力が少なく、魔法が得意ではないジェニファは工夫し、鍛え抜かれた洞察力を持って盾に風を纏わせて受け流す『パリィ』という技を編み出した。これがサンダードラゴンすらも驚かせた力で、こと洞察力に至っては人類でも5本指に入るのでは?と言われている。


性格は至って寡黙で、嫌々叩きこまれた貴族マナーを振る舞うリーシアよりも自然と出る淑女として、理想の貴族女性としての在り方は100対0でジェニファが上。美しさもさることながらその腕前を買われて婚姻を申し込む貴族が多いわけだが、リーシアよりも先に結婚する気はないのか、浮いた話はない。ちなみにリーシアとは従姉で、2歳年上である。




  アザム・ウィンドドラゴン 性別:男性 種族:ウィンドドラゴン 属性:風 一人称:俺


クラス:ウィンドドラゴン(level:91)

1体いれば国が滅ぶとされる伝説のモンスター。しかし、彼の他にもカラードラゴンと言って炎、雷、氷、土、水、闇、聖と7色のドラゴンがいる。その中でウィンドドラゴンは最弱であり、それはアザムも例に漏れず、過去に相思相愛のブラック・ドラゴンの姫君『カオシア・ブラックドラゴン』に求婚するため族長に戦いを挑んだところ、惨敗しドラゴンの象徴たる角を一本折られたことで『角折れ』と呼ばれて馬鹿にされている。

しかし、それで不貞腐れるような男ではなく、自分を鍛える道を選んだ熱い男である。今はアリッサの旅について行っており、インドラから竜闘気を強制的に目覚めさせられ、毎日特訓にいそしんでいる。


性格は明るく面倒見がいい兄貴肌。自分を半殺しにしたアリッサを姉御と言って慕い、時に彼女が悩んだ時はさりげなく相談に乗って励ましている。

ドラゴンではあるが、ドラゴンらしくない出会いを大切にする人情に篤い男、それが次期族長アザム・ウィンドドラゴンなのだ。





   インドラ 性別:女性 種族:太陽竜インドラ 属性:闇を除く全属性 一人称:童(弱気になると『うち』になる)


クラス:太陽神(level:???)半身状態(level:200)

最高神ソルによって生み出された太陽竜アテンと生を司る女神エロスが生み出した生命竜ユグドラシルの両者が結ばれ、生まれた皆の姫様。

幼い頃は戦いの竜ファフニールによって戦闘技術を鍛えられ、竜魔法をジャバウォックに教えられ、真竜としての知識をバハムートに叩きこまれた。


性格は苛烈。今の状態をアテンやリヴァイアサン達始祖竜が見れば『やんちゃ』の一言で済まされそうだが、人間基準や下位のドラゴンが見れば天災の何者でもない。だが、愚かではなく、常に先を見据えて世界のバランスを考える真竜の長に相応しい慧眼を持つ。

基本的に下の者と会話をせず、以前までアザムが話をかけても無視するほどであったが、アリッサや献身的に世話をしてくれるバニラや教会のシスター達を無下にするのも気に食わないと思った彼女は、今は話しかければ応じてくれる程度になった。


世界を破壊する危険性があるアリッサを監視するため大地に降り立ったが、実は里があまりにも暇すぎて半身を残して家出をしてきた。そのことはミラージュJrもリヴァイアサンも現在活動している真竜の全員が知っているのだが、それを微笑ましいとみて静観している。だが、里にいる巫女は気が気ではなく、以前アリッサと夢の中で会ったあの可愛い真竜巫女は、アリッサがインドラをたぶらかしたとみて目の敵にしている。



  リリス 性別:女性 種族:サキュバス 属性:闇・雷 一人称:あたし


クラス:クィーンサキュバス(level:60)

魔族四天王の1人。絶世の美女であり、並みの男ならば見ただけで気を失うほどの魅力を持っている。それに服装がボンデージと犬の首輪のような革のチョーカーだけという公然わいせつ罪に問われる服装をしており、世が世なら間違いなく捕まっている。


性格は自由きまま。その日自分がしたいことをしたい、実にサキュバスらしい考え方をしているが、理性はちゃんとあり、忠誠を誓う魔王の害となることは絶対にしない。その他にもプライドが高く、自分が決めた相手以外とは絶対に性行為をしない身の固さもある。彼女が所属する娼館では、裏看板娘としているが、実のところ本番は全くしておらず、ほぼ前戯だけで相手が精魂が果ててしまうため意外と経験人数は少ない。

ちなみにアリッサのことが気になっており、母とミドラの命令から子供を作るように言われている。









   リニア・サンダードラゴン 性別:女性 種族:ハーフ・マキナ・ドラゴン 属性:雷 一人称:ウチ


クラス:マキナドラゴン(雷)(level:120)

古代竜の中で最も手が付けられず、暴走する暴君竜シュガールの血を引くサンダードラゴンと人間の間に生まれたハーフドラゴン。

そこに目をつけられた彼女は、過去の大戦時にマキナ改造手術を受けて全身の7割が機械となっており、今もその鼓動や目やありとあらゆる器官は機械でできている。

結局調整に手間取り、大戦時には実装されず、今の今まで嵐の海域を形成する気象コントールを行うコアマスターとしてマキナ遺跡を守っていた。


性格は荒っぽく、思わず手が出るなど考えなしに突っ込む無鉄砲さがある。

余談ではあるが、リニアは子をなすことができる。それはシュガールの優しさか分からないが、不要だと廃棄されるはずの器官をシュガールは止めらしい。その時ジャバウォックとダンタリオン相手にシュガールは、壮絶な戦いが繰り広げられたらしいが、既に亡きシュガールの想いを知る者は誰もいない。





   新垣大樹 性別:男性 種族:人間 属性:真聖 一人称:僕


クラス:シールダー(level:52)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。その中でも神のクラス。別名勇者クラスに適性があったためアイギス神の力が宿る盾の勇者に選ばれた。元の世界では将棋のプロとして将来を約束されるほど実力があり、将棋界ならもちろんのこと一般の人でも聞いたことがある程度の知名度を持っている。


性格はおどおどしているが、ここぞという時は周りを驚かせる決断力を持って周りを導くカリスマ性がある。彼は選ばれるべくして勇者に選ばれのだろう。一般人の彼にとっては、はた迷惑な話ではあるが。現在はサンダードラゴンに負けた悔しさからオズマンに稽古をつけてもらっている。





  大海麗奈 性別:女性 種族:人間 属性:闇・風 一人称:あたし


クラス・シーク(level:49)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。幼馴染の新垣が勇者に選ばれ、心配と置いて行かれる焦りから旅に同行した女の子。いわゆるギャルであり、新垣のクラスでは麗奈と彩海の2大派閥がある。彼女は水泳選手として輝かしい記録を残しているが、全国大会に出るがあと少し届かないを何度も繰り返している。


性格は負けず嫌い。強力な幼馴染を持つ麗奈は、とにかく置いて行かれるのを嫌い、オルバルトの訓練でも人一番朝から晩まで汗を流し、身体に痣を作ってまでこの世界で2人に何が何でもついていくと決めた。

余談ではあるが、彼女に思いを馳せる男子は多い。いじめは大嫌いであり、どんな相手だろうと対等に話す彼女は人気で、これまで何人の男子が告白して玉砕したか数えきれないほどである。現在はアストラルステークをうまく使えるようにオルバルトと特訓中。




  金剛武人 性別:男性 種族:人間 属性:土 一人称:俺


クラス:ファイター(level:55)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。幼馴染の新垣が勇者に選ばれ、心配で彼の旅に同行した男の子。身長は190cm近く、その恵まれた身長と鍛え抜かれた筋肉を持って、高校生ながらボクシングで無敗の記録を持つ学校一の有名人である。


性格は温厚で、新垣と麗奈のやり取りを後ろで見て笑っている心優しい男の子であり、クラスでもその性格から人目置かれている。ちなみに武人もまたモテる男で、遠目から彼を眺めている女子は多いものの、常に彩海か麗奈が傍にいるため自然と彼に告白しようと思う女子はいない。

最近は、サンダードラゴンに負けたことを悔やんでいるのかジェニファと猛特訓をしている。




  八九寺彩海 性別:女性 種族:人間 属性:真聖 一人称:アタシ


クラス:アルテミス(level:42)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。その中でも神のクラス。勇者クラスへの適性があったため狩りの女神アルテミスの力が宿った弓を授けられた。が、使命などこなすつもりはさらさらなく、アザムにはああ言ったが、半ば強制的についてきたヘンタイ強姦未遂の貴族を滅多打ちにしたのち、暗殺されかけたためブルースの町に逃げてきた裏事情がある。


性格は楽観的で、『なんとかなるんじゃね?』的な思考で常にその日暮らしな生活を楽しんでいる。武人が大の好きで、幼馴染という名目で常日頃彼と一緒にいる麗奈を目の敵にしており、水泳になると2人とも殺気が迸るほど仲が悪いので、それをコーチ達が考慮して2人がかち合わない時間帯のスケジュールが組まれている。ちなみに見た目は遊んでいそうだが、男性経験はない。




  樋口彰 性別:男性 種族:人間 属性:土 一人称:僕



クラス:ブレイバー(level:58)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。ソードのクラスがレベルアップ時にレアクラスであるブレイバーに進化したことで、彩海パーティーの中で確固たる地位を築く火力を得てしまった。

ちなみにこんな地味な彼だが、剣道部に所属しており、全国大会クラスを多く持つ部員の中でもあまりの強さから勝ち抜きをやると1人で全員を倒してしまうため、いつも大将を任されているか、自主練をしている。


性格は優柔不断。新垣と仲が良く、アニメを見てライトノベルが大好きなクラスに1人は間違いなくいるタイプの男の子。彩海とは小さい頃からの腐れ縁で、昔から何かあるとぱしりに使われている。彩海に対して数少ないため口が言える男子で、そのせいか意外とクラス内のカーストは高い。

見た目はパットしない男の子だが、この世界に来てアリッサと出会ったことで気持ちに変化があり、今は恐らくクラス内で一番のプレイボーイだろう。現在はサキュバスのナナリーさんと良い感じであり、会うたびに隠れてイチャイチャしてる。




  江ノ島つぐみ 性別:女性 種族:人間 属性:氷 一人称:わたし


クラス:魔法剣士(level:40)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。彩海と彰とは中学からの腐れ縁から旅に同行した。バレエの選手で、その美しさから麗奈とは別方面で人気がある女の子。


性格はクールと思いきや面倒くさがりや。あまり大声を出すのも嫌いで、喋るのも面倒だと思っていたらいつの間にか周りが誤解してクールという印象をつけられた。

余談ではあるが、彰に対して中学校から好意を抱いており、高校を卒業するときに告白でもしようかと思っていた矢先にナナリーとイチャイチャしている彰に静かに怒りをためている。ナナリーには罪はないと思っているし、何ならこの厄介な目の扱い方を教えてくれた良い人だと認識はしているものの少しジェラシーを感じている。



  

  小野町莉々 性別:女性 種族:人間 属性:炎 一人称:うち


クラス:魔法使い(level:44)

異世界に召喚、転移させられてしまった30人のクラスメイトがうちの1人。彩海とつぐみと仲がいいから、という理由で旅に同行した。いかにも頭が悪そうな伸びた喋りとギャルっぽい見た目をしているが、両親共に国会議員で兄は弁護士というエリート家族であり、それに漏れず頭が良く、小野町は全国模試で3位以下の順位を取ったことはない。その頭の良さと計算の速さから数学オリンピックの代表選抜に出場するほどだが、あまり気乗りしないのか良い結果を残せていない。


性格はのんびり屋で彩海とつぐみと遊ぶのが一番好き。こんな世界に来てしまったが、面倒な家族から離れられてうれしい反面、戻った時の反動を一番気にしている。




  ナナリー 性別:女性 種族:サキュバス 属性:闇・炎 一人称:わたくし


クラス:バロネット・サキュバス(level:88)

幼い頃からリリスに仕えるために両親からスパルタを受けて育った、どこかジェニファとバニラと似たような境遇を持つ女の子。サキュバスは、デューク級になるまで下の名を与えられず、それは下の名を持つ貴族の両親の子でも同じで、現在ナナリーは家名を名乗ることも許されていない。

サキュバス族の社会は力と美貌が全てである。故にナナリーはリリスに仕えるに相応しいサキュバスとして自分を磨き、ここまでやってきた。しかし、今自分を根幹から崩そうとする存在が目の前にいる。そう、異世界から来訪した彰である。


性格は恥ずかしがりや。可愛いものに目がなく、休日は紅茶と甘味で優雅なひと時を過ごす魔族の貴族。リリスのバレたら国際社会問題に発展する行動に肝を毎日冷やしつつ看板娘として娼館で働いているが、最近は彰以外の指名は取っていない。


経営している姉弟には悪いが、最近どうも彰のことを思うと見ず知らずの男に自分の身体を他人に触れることに拒否反応を示しており、サキュバスらしくない自分の心に驚いたりしている。






















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