第45話 神級鍛冶師の存在
「俺達は依頼でサーペントテイルを倒しに来たんだが……姉御とバニラは確かオーディアスにいるんじゃなかったのか?」
抜き身の月光剣アルビオンを持ちながらこちらへ歩いてくるアリッサにアザムは答える。
「ゲームだとイベント―――――」
アリッサは何のこともないように答える気になった所で、アザムの後ろに彰達学生とナナリーがいることを発見し、慌てて口をつむいだ。
「じゃなくて、アルバルトさんに頼まれたんだよ。最近この辺りでモンスターが暴れているらしいから確かめてくれってさ」
危うくゲーム知識で大量発生が起きるのを事前に知っていたことを話しそうになり、芝居を打って誤魔化す。
しかし、アザムにはバレているようで、またかという顔をされたが、変に追及して話がこじれるのも嫌った彼は、話を変える。
「で、姉御は何体倒してきたんだ?さっきの感じだとこいつだけじゃねえんだろ?」
「まだ子供のサーペントテイルが5体と進化した奴が3体かな。子供倒したら怒って向かってくると思ったらまさか逃げるとは……」
「俺達が倒したのは子供のサベージだったが、姉御のとこは?」
「成体だったよ。サベージ1体とポイズン1体とバルカン1体かな?」
「そいつはまた種類豊富だったようだな」
「あのまま放っておけばここだけじゃなくてオーディアスにも影響が出るだろうから、大事になる前に仕留めたかったんだよね」
「金にもならないのにか?」
「金にはなるさ。腐ってもAランク級のモンスターだからね。サーペントテイルはともかく、進化したポイズン達は良い素材になる。今後毒耐性が必要になるかもしれないし」
バニラに素材の剥ぎ取りを任せるのも悪いと思ったアリッサは、そこで話を打ち切り倒した大蛇達の下へ向かおうとするが、その前に彰達へ歩み寄る。
「よ、彰達も頑張ったみたいじゃん。遠くから見ていたけど、ナイスファイトだったぜ」
「はは……まさかこんなところで会えるとは思っていませんでしたけど、アリッサ先輩って本当に強かったんですね」
「ん~……オレの力のようでオレの力じゃないんだけど……まぁ、いつかは彰達に抜かれるさ。オレは所詮武器頼みの強さだからな」
ちょっと自嘲気味に語るアリッサの言葉が理解できず、疑問を浮かべる彰に考える暇を与えないように彼女は話題を切り替える。
「ところでその剣、大分無理したみたいだな」
「ああ……結構気に入っていたんですが、流石に無理しちゃったみたいです」
鞘から取り出した剣はボロボロだった。魔力を注ぐことを想定されていないただの武器に上級に限りなく近いサキュバスの魔力を注いだのだ。そりゃぶっ壊れるに決まっている。
「彰はよく武器にエンチャントをして戦うのか?」
「そうですね。僕は魔法の才能がないみたいなので、物理に対する防御力が高い敵には、いつも小野町さんが武器にエンチャントをしてくれるんです」
「なるほどな。なら、エンチャント適性がある武器を選ばないといけないな」
そこでアリッサは彰に軽くエンチャント適性がある鉱物と素材についてレクチャーをする。
これは魔法を使う職業にも言えることで、彰のみならず彩海や莉々、つぐみとナナリーもアリッサの言葉を聞き逃さないように耳を澄ました。
「鉱物ってモンスターの進化とは違うけど、変異するんだ。で、変異するにも色々な条件があるんだけど、分かりやすく端的に言うと魔力を吸ったら変異する。これすげえ端折ったから、分かった気になるんじゃないぞ?」
アダマンタイトが真竜のオーラ――――漏れ出す魔力を長い年月受けることでハルモニウムに変異するように鉄も大地に流れる魔力を吸うことでミスリルへと変異するのだ。
「大地の魔力ってのは、主に龍脈と呼ばれていて、これはこの大陸全土へ枝状に広がっているんだ。ちなみに彰は鉱物って何があるか知っているか?」
「え?えっと、アイアン、ミスリル、アダマンタイトでしょうか?」
「普通の冒険者なら正解!っていうんだろうが、実はこの3種類の中にはさらに細かく分類することが出来る。例えば雪山で取れた鉱物には何が含まれていると思う?」
「雪山………」
「え?寒いから……氷とか?」
「つぐみさんだったね、正解だよ」
ほぼ独り言のように呟いた言葉が正解し、その答えに満足したアリッサは話を続ける。
「そう、雪の大地で育った鉱物は氷属性を纏うんだ。それがアダマンタイトとかになると属性の力が顕著に出て、やがて魔剣や聖剣と言った伝説級の素材になるんだ」
でも、とアリッサは少し苦笑する。
「そもそも聖剣級の武器を作れる鍛冶師が今のところいないんだけどね。とまぁ、話をまとめると鉱物は、場所によって属性を纏う。それが武器の魔力伝達率にも影響し、エンチャントした際にその効果を何倍にも高めることが出来るんだ」
「勉強になりました。でも、それって見ただけでわかるものなのですか?」
彰の質問にアリッサはどう答えるべきか悩む。しかし、彼らの純粋さと清純さを信じて話をすることに決めた。
「オレは分かるんだ。こう見えて鍛冶師でさ、素材や鉱物の声を聴くことが出来る」
「え、それじゃ……」
「とりあえず素材もってこいよ。オレが見てやる。んで、オレが武器作ってやるよ」
「姉御は、神級鍛冶師だ。この世界で唯一聖剣や神剣を作れる神や真竜が認めた人なんだ。正体を明かさない姉御がお前らに話したのは分かるよな?」
そこでアザムはいつもと違って真剣な表情をしているのに学生達は気付く。アリッサ本人は笑っているが、アザムはインドラが彼女の存在を他の存在に利用されないよう常日頃目を光らせているのを知っており、厳しめに学生達へ釘を刺したのだ。
「お前たちを信じているんだ。そして死んでも欲しくないんだ」
「お、おい!アザムくんがそんな怖い顔したらビビるだろうが」
アリッサは一瞬でアザムがインドラの代わりに釘を刺しているのを理解して宥める。そして一つ咳払いをし、声のトーンを変える。
「まぁ死んでほしくないのは本心だよ。君たち学生は、本来こんな世界に来ちゃいけないんだ。だから、生きていけるようにオレは君たちへの援助を惜しまない」
「アリッサ先輩、ありがとうございます」
自分たちのことを本気で心配してくれる存在に彰達は頭をさげる。
「素材、持って来いよ。しばらくオレ達はブルースの町の教会にいるからさ」
言いたいことを言ったアリッサは、一人で素材の剥ぎ取りをしているバニラの所へ向かうため踵を返す。
「ああ、持ってくる素材は、最高品質で頼むぞ。下手に傷をつけたものなんか扱いたくねえからな。それと魔力伝達率がいいモンスターの素材は、基本的に魔法を使う奴だ。あと属性だが、例えば雪山で氷属性の鉱石を取ったらモンスターの素材も雪山で取れよ。属性同士が合ってなければ拒否反応示すからな~」
アリッサは、最後にそう残して暗闇に消えていった。残された学生達とアザムとナナリーは、しばらくの沈黙の後この場に残されたサベージ・サーペンターとポイズン・サーペンターの処理に追われるのであった。
そしてサーペントテイル達の群れを倒した彰達は、5日間村に滞在した。主に後始末であり、ブルースの町から派遣される兵士達の到着を待っていたのだ。
アリッサに課せられた素材の剝ぎ取りについてもほぼ今の今までやったことがない学生達は、アザムやナナリーに習いながら周辺のモンスターの相手に試して腕を磨いていった。
ちなみにサーペントテイルにビビって村に残ったマーカスが地味に騒ぎに便乗して村を襲ってきた小型のモンスターを倒していたのは、後から気付いたことだった。
村の全員から感謝をされ、手土産をいっぱい貰った帰りの馬車の中で小野町が呟いた。
「なんだが、色々考えさせられたわ」
その言葉にアザムとナナリーを除く学生達は何度も頷く。
「アタシらどこか旅行気分だったのかもね」
「そうね、元の世界へ帰るためにもう少し真面目に頑張らないとダメかも」
「もっと強くなろう。そして皆揃って帰ろう!」
彰の決意に彩海達は頷く。だが、彩海は普段の気弱な彼を知っているためか、そのやる気に満ちている姿を茶化したくなり、向かい側に座る彼の足を蹴る。
「な、なにするんだよ!」
「なんかムカついた」
「り、理不尽すぎる……」
「彰がまとめるのはなんか違うじゃんね~」
「そ、リーダーは彩海だし」
「な、なんだよー!たまにはいいじゃないか!僕だって最近頑張ってるじゃん!」
「その頑張りの方向性がまさか風俗通いとはね~」
もう話題にされなくなったと安心した矢先に小野町が爆弾を放り込んでくる。ちなみにナナリーが風俗嬢であることは明かしておらず、話題に出た彼女と言えば頬少し染めてそっぽを向いていた。
「軽蔑するわ。マジで」
「つか、アリッサさんもあの時あそこにいたよね」
「あ~天使族とかって言ってたっけ?異世界すげえな」
「え!?さっきの人天使なの!?飛べるの!?」
「いや、姉御は飛べねえぜ。それに天使族っていうよりも神の使徒と言った方がいいか」
話の流れ的に彰が糾弾されそうだったので、助け船を出すアザムはアリッサについて語る。
「姉御は転生者なんだ」
『転生者?』
学生達の声が重なった。
「そ、転生者。その身一つでこっちに来たお前ら転移者とは違って、魂だけこっちの世界に来て新たな生を受けた者を転生者と言う。確か彰はこっちに来る際に最高神ソル様と会ったって言っていたな」
「はい、神様にしてはやたら筋肉ムキムキだったので覚えています」
「あれな、まじ胸筋半端なかった。武人くんも相当だけど、あれを超える胸筋初めて見たわ」
武人に惚の字である彩海が語り、それにつられるようにつぐみと莉々も頷く。
「あ!アザムさんも良い筋肉してると思うぜ!ボディービルダーの兄貴を持つアタシが言うんだから間違いない!」
「あ、ありがとうな?でな?姉御もまた神様と会ってそこで肉体を得たらしい。その際に鍛冶才能やら色々ギフトを授けられたそうだ」
「え、じゃあ、あの時アリッサ先輩が持っていた明らかにやばそうな剣はもしかして…」
「それも姉御が自分で鍛えた剣って言っていたな。あの剣はまじもんの聖剣だ。それも大陸に存在する剣の中でも頂点に位置する代物だろうよ」
真竜について話すとややこしくなりそうだったので、アザムは聖剣の名前をあえてぼかす。
「……なんかアタシら最初会ったとき失礼な態度取っちゃったけど、大丈夫かな……」
「それくらい姉御は気にしねえよ。それに素材持ってこいって言われただろ?どうせ作って貰うのならとびっきりのモノを持って行けよ。アダマンタイトを持って行ったのなら、もしかすると聖剣級の武器を作って貰えるかもしれねえ」
「せ、聖剣……!!み、皆!アダマンタイト取ろうよ!!」
男なら一度は憧れる聖剣。それは彰も等しく漏れず、その名の響きを聞いただけで目を輝かせる。
彩海達の反応はまちまちだが、彼女らも武器には興味あるようで、彰の言葉には同意するが――――
「でも、アダマンタイトってどこにあるんだろ?アリッサさんは龍脈がどうのこうの言ってたけど……」
つぐみの言葉に全員が頷く。龍脈――――大地に流れる魔力の流れ。通常の人間には感知できないものであり、研究者でもない学生達は最初の壁で躓いてしまう。
そこで魔族の貴族であるナナリーが助け舟を出す。
「そこまで難しく考える必要はありません。龍脈とは大地の流れ、つまり世界の中心に近づけば近づくほど力は強まります。なので、洞窟の奥などを探すといいかもしれませんね」
「だけど、ミスリルより貴重なんでしょ?そう簡単に見つかるかなぁ…?」
「なかなか見つからないと思います。現在のアダマンタイトの相場はグラム100万ゴールドで取引されておりますので、その希少性はおのずとわかるかと」
「ひゃ、100万!?え、グラムでしょ!?ナナリーさんそれマジで言ってんの?!」
「おおマジです。恐らく現時点ではアリッサ様以外の鍛冶師がアダマンタイトを完全に加工する術を持っていませんが、前例のジャンドゥールの存在があります。皆さんはジャンドゥールが作りし7振りの聖剣のお話を知っていますか?」
「知っていますよ。オーディアスのお城にいた時に書物で見ました」
「王様の右腕のオズマンさんも大地の聖剣持ってたっけ?」
彰と彩海の言葉にナナリーは『流石です』と喜び、話を続ける。
「ジャンドゥールは自分が作った聖剣が戦争に使われるようになり、その悲しみからこの世を去ったと言われています。現在も7振りの聖剣のうち4つは、悲しくも戦争の道具に使われており、各国が聖剣のおかげで睨みあうことで今の疑似的な平和があるのです」
「アダマンタイト凄いんだね……それが剣一つ作れるくらいあったら、それを加工できる存在がいたら……」
「分かったろ?姉御の存在がいかに規格外なのか」
「はい……いつかアリッサ先輩に武器を作って貰う時は、その力に見合うような男になりたいです」
「話を戻しますと、アダマンタイトはその危険性から無断で盗掘などを行うと重罪に科せられます」
聖剣について話を聞き、考えを改めたところでナナリーがアダマンタイトの流通について話を進める。
「え!?犯罪なの!?じゃ、じゃあアリッサさんに作って貰えねえじゃん!」
「ご安心ください。それは国が管理している場所に限ります。ですので、まだ未発見の場所があれば……」
「それを見つけるのに苦労しているってわけなんだね。どのお国様も」
「手っ取り早い戦力増強効果が見込まれますからね。まぁ何度も言いますが、加工できる者がいないので、宝の持ち腐れ状態ではありますけど」
魔族として現在の自国領の力のなさを少し嘆くナナリーは、人族と獣人族がほぼアダマンタイトを独占している現状に不満があるようだ。
「ねえ、疑問に思ったんだけど、どうしてこんなに広い大陸で誰もアダマンタイトを完全に加工できる鍛冶師がいないの?」
つぐみの質問にナナリーが答える。
「いない、というよりもいなくなった言いましょうか。ジャンドゥールには3人の弟子がいました。今も3人のうち2人は人族と獣人国の王級鍛冶師としていますが、彼ら3人は師匠のジャンドゥールの教えを守らず戦争の道具として武器を作ろうとしたため、精霊から嫌われたと言われています」
「精霊……?」
「はい、わたくしは見えませんが、精霊は常に人の傍におり、人の暮らしを見守っているそうです。精霊にも色々な種類が存在していて、弟子達は師匠との腕の差を縮めるためにも鍛冶の精霊と契約を結び、腕を磨いているそうです」
しかし、人が好きな精霊が人を殺すための道具を作っていると知ると、精霊の王が現れ、3人の弟子から精霊とある力を奪ったという。
「その奪った力というのが、素材の声を聴く能力だそうです」
「それってアリッサ先輩が持っている奴ですか?」
「はい。神級鍛冶師へと至るには、精霊と契約を結び、素材の声を聴けるようにならないといけません。つまり、精霊の怒りを買ったあの3人弟子は既に神級鍛冶師への道が閉ざされてしまったのです」
と、そこでナナリーは話を締めくくりに入る。
「神級鍛冶師へとあと一歩のところまで上り詰めた3人は、心を入れ替えて精霊との再契約を望んでいるそうですが、今のところ音沙汰がないので進展していないのでしょうね。そういうわけで、現在この大陸に神級鍛冶師がいない理由とアダマンタイトを加工出来ないわけです。あの一件以来精霊達は心を閉ざしていると聞きます。今のところすぐ神級鍛冶師が生まれることはないでしょう……」
アダマンタイトと鍛冶師の貴重性について少し多めに喋ったナナリーは一息をつく。
「精霊かぁ……つまりアタシらは常に見られているってこと?」
「ふふ、そうかもしれませんね。精霊たちは好奇心旺盛なので、もし彩海さん達に興味があった場合、あちらから姿を現すかもしれません」
「ま~じで異世界やね。うち、少し会ってみたいかも」
「わたしは友達になりたい。ナナリーさん、精霊って小さいの?」
「はい、大きさはまちまちですが、平均的なサイズとしては30cmほどでしょうか」
「ちっちゃいんだね~」
「わたくしも見たことはありませんが、エルフ族や竜人族は今も精霊と交流があると聞いています」
ちらりとアザムを見るナナリーを彼は完全に無視し、マーカスが引く馬車はブルースの町へを目指した。
こうしてアザムと学生達の臨時的なパーティーは解散となり、その後報酬を貰うためブルースの町をまとめる領主エリック・ビュルアーツとアザムは初めて会ったが、聞いていた通りの男だった。
小太りで常に口をへの字に曲がっている頑固そうな男。傍に控える2人の男はエリックの息子らしく、親に似ずにどちらもきれいな顔立ちをしている。
そしてこの男、正妻や側室を含めると8人もの妻を持っているらしく、息子や娘の数も二桁に届くだそうとか。
ちなみにナナリーの姿はない。どうもエリックの長男からしつこく付き纏われているらしく、報酬も貰わず門でさよならしたのだ。
「お前が最近わしの町に来たAランクか。しかし、オーディアスからAランクが生まれたとは聞いていなかったが……まぁ良い。此度の働き、ご苦労だった」
黒い噂が絶えないエリック・ビュルアーツは、長男のヘレン・ビュルアーツにゴールドが入った袋を用意させ、そしてアザムへ手渡す。
「これからお前はどうするのだ?ブルースを去るのか?」
「いや、しばらくはこの町で厄介になるつもりだ」
敬語を使わないアザムに眉がピクリと動くが、気にした素振りを見せずエリックは、書類作業を続けながら話をする。
「Aランクがこの町に滞在するのはわしにも町にも都合がいいことだ。またお前に厄介ごとを頼むかもしれんが、その時はよろしく頼んだぞ」
「受け取りのサインをこちらへ」
そして次男のネルが報酬を受け取ったサインをアザムに記入するよう頼み、自身の名前を書くと冒険者カードの提示を要求される。
「はい、確かに。このカードはオーディアスで発行されたものに違いはありません」
「うむ。では、下がってよいぞ」
意外と親切だったエリックに拍子抜けしつつアザムはビュルアーツ家を後にした。
貰った報酬金額は山分けし、アザムの手取りとしては10万ゴールドとなった。これで当面は飲み食いしても懐は温かいままで、彼は思わずにやける。
俗世に染まるな、竜の誇りを忘れるなとは族長と竜人巫女に言われたが、どうしても里では味わえなかった料理や酒を好き放題飲み食いできるとあれば表情が崩れるというもの。
アザムは商店街に寄りながら帰路を目指した。
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