第4話





    「何もって、何?いきなり…なっ!」


     そう言いながら香菜さんのいる左側を見ると、目の前におっぱいの谷間があり

     すぐに目をそらした。しかし、 


    「ん?お姉さんの胸が気になるのかなー?」


     急に胸をものすごく押しつけてきた。左腕に凄い感覚がー!あー!やばい。

     凄い!これが女性のむむむ胸なのかーー!


    「香菜!なにやってやってんの!」


    「義姉さん落ち着いてひゃっ!」


     今度は、右側から凄い感覚が!そう思い右側を見ると、李依さんが、胸を押し

     つけてきた。これまた凄い!香菜さんに負けないほどの感覚がー!

     いや、落ち着け夏夜。相手は今日できたけど一応義姉だ。 

     平常心だ、平常心。平常心…


    「聞いてきた?」


    「へ?何が?」


    「もー聞いてないじゃん。何もしてこないのかって話」


    「何もしないよ!」


    「本当に?」


    「本当に!」


    「もう寝ようよ」


     そう言い残し俺は寝ることにした。すぐ寝れた。結局疲れていたんだな、俺

     寝る直前左右でなんか聞こえた気がしたが、ほっといた。

     そして朝になり、起きると…


    「なんだこれ!」


     何があったかというと、なぜか半裸だったのである。ズボンは半分くらい、

     脱げていて、上は脱げていてシャツを着ていないので、上裸だった。

    「ちょっまっこれやばくね」


     周りを見ると義姉二人の姿はなかった。俺は急いで1階のリビングに向かった

    「あ、おはよー…あっ」


    「おはよう…えっ」


    「起きたのねナツ君…あら」


     1階に向かうと、義母と義姉二人がいた。俺は急いで、今の俺の状況を聞く


    「ちょ義姉さん!俺に何したの!」


     だが、俺は気づいた。俺の今の格好はまずい。上裸でズボンは半分脱げている

     のである。案の定、義母と義姉二人は固まっていた。でも、義姉二人はなぜか

     口笛を吹いている。絶対なんかしたな。


    「おい義姉さん、俺に何をした」


    「え?何にもしてないよ」


    「右に同じ」


    「嘘つけ!朝起きたらこんな状況だったんだぞ!」   


    「二人ともナツ君に何かしたの?」


    「何もしてないよ」


    「うん」


     まだしらばっくれるのか。ま、もういいか。特に体に異常はないし。たぶん…


    「もういいよ。腹減ったし」 

  

     その後は特に何もなく進んで、学校に行く時間なり、靴をはいていると


    「一緒に行こ」


     と声をかけていたのは、李依さんだった。


    「いいよ、リエ姉」   


     リエ姉と読んでいる理由は義姉さんだと、区別がつかないからだ。


    「あ、まったー」  


    「あっ、カナ姉。じゃあ行こっか」


    「「うん」」


     そして俺達三人は学校に向かった。  

     だが、このとき俺は気づいてなかった。学校での出来事に。

     俺は思い知る。あの大変さに。本当もう大変!

        

        

      

     

     



         

     

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ブラコン=妹なんてことはない。 @tattitu

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