第2話
「え?何で先輩が?」
「お、来たな。んじゃ、自己紹介だな」
と、父親の健一が言うと
「そうね。私はナツ君の義母さんになった、清香です。ママって呼んでね」
そう言うのは俺の義母になるらしい黒髪ロングの美人な人で、
「次は私ね。今日からお姉ちゃんになる香菜です。お姉ちゃんって呼んでね」
と、これまた言うのは清香さんの隣にいる清香さんそっくりの美人である。
「最後に。香菜の双子の妹の李依です。…お姉様って呼んで」
と、最後に…ん?ちょっとまて、
「今なんて…」
「何も言ってない」
「え、いやでも今お姉様って、」
あっ、目そらした…まあこの人も俺の義姉にになるらしい。
急展開に俺が戸惑っていると、
「まあ、そういうことだ。いろいろ急だから驚くのも分かるけどよ。でも、こう
いうことをすぐに理解することも大切だぜ!」
「誰のせいだよ!」
ま、十五年間家に女性がいなかったからいいか。
「部屋割だけど今日はもう遅いし、二人は夏夜の部屋でいいかな?」
「「もちろん!!」」
「いや!良くねー!!」
変なことを言うから、突っ込んでしまった。
「いや、でもなあ?」
「ええ、ちょっとお」
「ちょっと何?」
「俺らの部屋はさ…夫婦の営みってもんがあるだろ?」
「営み?」
「それ以上聞くか?」
何もじもじしてんだ!気持ち悪い!
「別に俺はソファーでもいいけど…」
「「ダメ!」」
と、義姉二人が言った。
いきなり義母さんが義姉さん達を見て、
「二人は弟と妹のどっちがいい?」
なんてことを聞いた。二人はお互いを見合って、
「「ナツ君がいるからいい」」
と言いながら、その豊富な巨大な物体を、つまりおっぱいを俺の両サイドから
押しつけながら言った。
「っっっっ~!!ちょっ、あの、その、むむむ胸が!」
おっぱいに挟まれタジタジしている俺を見て、
「ん~?お姉ちゃんのこの胸が気になるのかな~?」
「香菜!胸押しつけすぎ!」
「いいじゃん!ナツ君も喜んでるみたいだし」
「良くない!」
などとさらに押しつけながら言い合っていると、親二人が
「「ごゆっくり-」」
と言い残してリビングに向かった。
「ご飯できてるからいこ!」
まだ言い争っているのでリビングに行くようにうながした。
「そうだね」「うん」と言って二人共俺の片手づつ持って引っ張った。
はあ、大丈夫かな?いやーダメだろうな。
そんな、こともあったけど夕食のときはスムーズにことが進んで、
親二人が先に風呂に入り、つぎ俺の番になったのだが…
「ふいー。疲れたー」
浴槽につかりながら、ため息が出た。本当疲れた!いろいろありすぎだよ、
マジで!そんなことを思っていると、
「「入りまーす」」
入りまーす?なんだ?そう思って振り返ると…
「義姉さん!?」
素っ裸の義姉二人が入ってきた。
マジかよ…やばい。
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