第36話.逃げられてしまった・・・

「くっ!!思ったより強いな。だが、これで勝ったと思うなよ。


それに、この先、俺よりも強いヤツが現れるだろう」






「じゃあな」




ジャイルは、煙玉を投げた。






〝ボン〟






「うっ!!ゲホッゲホッ!!」






煙が消えた後、見てみると、ジャイルは


、もう、いなかった。






ゼドルが「クソッ!逃がしたか!!」と言う。


「まぁ、良かったんじゃない?皆、無事だったんだし」とミリカが言う。


「まぁ、それもそうだな。でも、アイツは、また襲ってくるかもしれないし、それにアイツ、〝もっと強いヤツが現れる〟って言ってたからな」


ギーゼフが「そうだな。この先は大変だな。でも、負けるワケにはいかねぇだろ!!」と言う。


「そうだな!!」






そして、しばらくして、汽車が停まった。






ザレンが「とりあえず、ここまで来たけど、これからどうする?」と言った。

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