第37話.腹が減っては戦は出来ぬ

「うん。とりあえず、食べよう。何か、激しく動いて腹減っちゃったし」


「そうだな!!まだ昼飯食ってねぇし、〝腹が減っては戦は出来ぬ〟っていうしな!!食える時に食っとこう!!」






ゼドル達は、レストランに向かった。


皆、料理を注文し、食べる。






ドロンがゼドルに「いや~、さっきは凄かったよ!まさか、ゼドルが〝透明化〟の魔法を使えるなんて!!」と言った。


「そうか?」


すると、ファンジェスも、「うん!私も驚いた!!」と言った。






皆、ゼドルの事を誉めたたえる。






ミリカは「さっきの魔法って、そんなに凄い魔法だったんだ!!」と言った。






ゼドルは「皆、常に気を抜くなよ。ミリカを襲うヤツらは、どれだけいるか分からないし、いつ襲ってくるか分からないからな」と言う。


ドロンが「そうだね」と言う。


ドロンはミリカに「しかし、ミリカも大変だね。突然、こんなところへやって来て、しかも、たくさんのヤツらから狙われる事になっちゃって」と言った。


ミリカは「はい・・・・・・」と答える。


「でも、帰れると良いね!!」


「はい!!」






すると、そんな会話をするミリカとドロンを見て、ゼドルが少し寂しそうな表情をしていた。






フェレナがゼドルに「ねぇ、この後、どうするの?」と聞いた。


「そうだな。とりあえず、宿屋を探そう。それと、あの店には、


しばらく戻れない。もう、場所が知られてる。いれば、狙われやすいからな」


「そうだね」と、フェレナが答える。


ミリカが「ごめんなさい皆さん。私のせいでこんな大変な事になっちゃって」と言った。


ゼドルが「何言ってんだよ!ミリカのせいじゃないよ!!それに、俺達は、これが仕事だからな!!」と言う。


「ありがとう・・・・・・!!本当にありがとう・・・・・・!!!」






ザレンが「良し!ミリカが元の世界に帰るまで、俺達がミリカを守り抜くぞ!!」と言った。


皆、「おう!!」と言った。

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