第6話.〝粉もん〟って素敵!!!

やがて、また下校の時刻になった。






〝キーンコーンカーンコーン〟






いつも通り、聖子がミリカに声をかける。






「ミリカ、今日も、一緒に帰ろ!!」


「うん!!」






「ねぇ、ミリカ、あんた、この前、


〝夏休みに大阪のおばあちゃん家に行く〟って言ってたわよね?」


「うん。そうだけど?」


「良いわよね~!!私、大阪には、一度も行った事ないのよね!!」






「そうなの?」


「うん。大阪って〝たこ焼き〟が美味しいところよね!!」


「そうだよ!!でも、他にも色々、名物あるよ!!


〝焼きそば〟とか〝お好み焼き〟とか〝粉もん〟だけでも色々!!」


「〝粉もん〟?何それ?」


「名前の通り、〝たこ焼き〟や〝お好み焼き〟含めて、


〝粉〟を使って作る料理の事よ!!」


「へ~!そうなんだ~!!でも、食べる事自体は、


東京でもいつでも出来るけど、いつか本場のも食べてみたいな~!」


「そっか!でも、本場の、凄く美味しいよ!!」


「へ~!そう言われると、ますます食べたくなる!!」


「ぜひ、今度、食べてみて!!」


「うん!!」


「じゃあ、ミリカ、楽しんで来てね!!」


「うん!!じゃあ、バイバイ!!」


「バイバイ!!」






そして、いつも通り、ミリカは、途中で聖子と別れ、


帰っていった。

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