少女と大人の時期が重なる複雑な少女の姿が美しく彩られた文字の中で表現されてるが、時折溢れ出るエグみは何なのだろうか。それを感じるのは読んでいる私が同じ年頃を経験した女性だからだろうか。その度に彼女が出会ったシロクマの存在を思い出す、奇妙な存在のはずなのに少女の心と同じように読んでいる私にも清涼感があった。彼女とノゾルに祝福を。