終わり

今僕の眼の前まで車が来ている。

そして跳ねられた。                                                                                                                              

僕は泣いた後、教室をでて施設に帰っている途中だ。

「あぁ~、後1週間くらいしか生きれないのか~」死ぬのはとても怖い。それは皆同じ。生きている以上考えてしまう事なのである。

はぁ~花蓮さんは、いづれ僕の事など忘れ、彼氏とか作って結婚して幸せに暮らすんだろうな~

『ポロッポロッポロロ』

そんな事を考えていたら僕の目から涙が溢れ出していた。

「グスッ…ウッウッ…僕が健康だったら、花蓮さんと一緒に入れたのに、健康だったら…健康だったら…グスッ…」

泣いても変わらない…どんだけ願っても人生は変わらない


泣きながら交差点を渡り、涙を拭いていると交差点の方で車が

「キキー」と音を立てた。

その方向を見るとそこには、花蓮さんがいた。

えっ花蓮さん? と思った時には『本当に身体が弱いのか?』って思う程の速さで走り出し花蓮さんを押していた。

そして、宙を舞い回転しながら地面に叩きつけられる、そして血がドバドバと出て来る、そして花蓮さんが泣きながら近づいて来る

「何で嘘ついてたのよ~」


そうか、施設や病院に聞きに行っていたのか、いづれバレるとは思ってたけど意外に早かったな~

「ごめん、ゲホッゲホッ」口から大量に血が出てくる


「私は、死ぬまでで良いから一緒に居たかったよ」

「ごめん、僕が健康だったらず~と一緒に入れたのに、健康じゃなくてごめんね」

あぁ~寒い 痛いあぁ死ぬのかな~ごめんね嘘ついて、最後に花蓮に会えて良かったなー

「グスッ、まだ生きたいよグスッ、花蓮と一緒に居たいよグスッ

嘘ついてごめんねグスッ」

そして、どんどん身体の力が抜けて行くのが感じる。そして、どんどん眠くなっていく。

「ねぇ、返事してよグスッ」

「ねぇ、私も一緒に居たかったよグスッ」

「ねぇ、何か喋ってよグスッ」

「あ~り~がとぅ…」

力を振り絞ってありがとうと言った瞬間に人間の生を終えた。


_____________________________________________

転生?えっ人間じゃ無いの?を読んで下さり有難う御座います。

直したら良い所や、感想、アドバイスをお待ちしてます。

これからも宜しくお願いします

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