第37話
荒れ果てた原野にも茜色の雲
噛み砕かれた頚骨が散らかって
サラサラとサラサラと永遠に向かう
絶え間ない音色もやがては消える
何もかもが極微の粒子であるから
果敢なさを伝える様に波動するのだ
まやかしをふやかし雨ざらし
安らげない世情に誰が施錠
羅列した順番に破裂してゆく
歪曲された直線を
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