第38話

明日のどの辺りでボクは目を覚ますのか  かわり映えのしない街並みの移ろい  褪めた色合いがこの現実は夢だと教えてくれる  例えようのない寂寞感が肌も心も締めつける  なし崩し的に幸福感は薄められてゆく  腹いせのベクトルを人びとは更に弱い者に向けるその現実に  まだ、目を覚まさないボクの明日  やりきれないニュースを受け止められずに  楽な生き方だけを模索している日々  矮小な生き方に溜め息のつき方も忘れてしまっている

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る