第28話.何事もない事にホッとする遊舞

遊舞は、また学校に入って、授業を受けた。






その日の6時間目の授業は、


「理科」だった。






遊舞はその時、


(あ~、この教科、成績優秀な泳が特に得意なヤツだ!!でも、


昨日、泳はあんな事、言ってたけど、言ってた事、何が何だか


さっぱり解んなかったな~)と思っていた。






やがて、授業が終わり・・・・・・






「〝起立〟〝礼〟〝着席〟」






〝キーンコーンカーンコーン〟






その日もまた、泳、奏、演人と一緒に帰った。






すると、奏が


「今日は、何もなかったね~。良かった良かった!!」と言った。


遊舞も、


「うん!!本当に良かったよ!!!」と言った。


すると、演人は、


「しかし、昨日のアレは、何だったんだろうね~」と言った。


遊舞は、


「さぁ?でも、今日はホント、


何もなくて良かったな~!!!」と言う。






奏と演人は、


「そうだね」と答えた。


泳は、


「そうだね。でも、昨日の事、どういう事だったのか、


本当に気になるね」と言った。


遊舞は、


「うん。それに、先生も言ってた通り、


また、いつ起こるか分からないから、


気をつけないといけないね」と答えた。


奏と演人と泳は、


「うん。気をつけよう」と言った。






数十分歩いたところで、


また皆、バラバラになり、遊舞はまた1人になった。






遊舞も、


(そうだよな~。気をつけないとな~)と思っていた。

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