うさぎさんたびにでる

とある日、連休で前々から計画していた日光への旅行の朝となった。

自動車で横浜から5時間半だ。朝4:30に出発する。


今日は楽しい日光だ☆北関東!北関東!!

「北関東は頻繁に行ってるでしょ!」


そう。彼女の実家は北関東なのだ。毎月帰っている。

もちろんぼくも着いて行く。


さぁずっと高速だ。あ、お茶どうぞ。

「ありがとう。ETCカードは??」

入れた。今日は埼玉のパーキングまで休憩所なし?

「そーだね。あそこの広いパーキングかな。そこで大体7:00でしょ??」

そーだね。そこで朝ご飯だね。

「特に名物ないからサンドイッチかな。」

ぼくはホットドッグにしよう。


まずは3時間近く行ったところのパーキングへゴー。

この会話でわかったと思うケド、運転は彼女だ。

何故ならこの自動車の所有者は彼女で、ぼくは保険に入っていないから。


途中の飛行場の間を通った時、うさぎさんが、


「うさぎさんねー。あのひこうきにのったことあるよ。」

「やっぱにいちゃんすげーな。」

「ぱりにねー。いこうとしてねー。ろさんぜるすにねー。ついたの。」

「やっぱにいちゃんすげーな。」


と、言っている。え?どーやって載ったの??


「あのねー。かばんにねー。ぬいぐるみねー。いっぱいつけてるねー。ひとのかばんにねー。ひっついたの。」

「かくれみのじゅつなんだぞ。やっぱにいちゃんすげーな。」

「かみさまだからね。」


いやいやうさぎさん…確かにバレないし料金無料かそもそも。ぬいぐるみだし。

あれ?でもパリとロサンゼルスって全く逆じゃん!!どーしたのその後??


「あのねー。しゅんかんいどうでねー。ぱりにねー。いどうしたの。」

「やっぱにいちゃんすげーな。」

「かみさまだからね。」


おとうとくんさっきから同じことしか言ってないよ。。。

そしておにいちゃんは最初から瞬間移動しなさいよ。


そんなこんなで旅に出たのであった。

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