9.3:レギュラーキャラで立てる!
ウマ娘の人気が爆発したのは、2018年に放映されたアニメ版『ウマ娘 プリティダービー』の1期からであったと記憶しています。
本作が受け入れられやすかった工夫の1つに、レギュラーキャラを【チームスピカに所属する、7人のウマ娘に絞った】ことが挙げられるでしょうか。
●【参考】 アニメ版 チームスピカの所属ウマ娘
・スペシャルウイーク
・サイレンススズカ
・トウカイテイオー
・メジロマックイーン
・ゴールドシップ
・ウオッカ
・ダイワスカーレット
さらにこの中でも、アニメ1期ではスペシャルウイークとサイレンススズカ。
2期はトウカイテイオーとメジロマックイーン。
の2人がピックアップされW主人公としてお話が展開されました。(※1)(※2)
『4.2:補足2 最初に見せるキャラクター数はほどほどに』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888713584/episodes/1177354054888742877
でも、触れましたが、マジックナンバー7±2という言葉があります。
人が一度に見て覚えられるのは5~9個であり(※3)、それを超える要素を一度に見せられると拒絶の心理が働くとされています。
ですので、私は、
【初報で紹介するキャラクターを、5人程度にしぼる】
と良いという説を主張しているわけですが。
そういう意味では、アニメ1期ではまずスペシャルウイークとサイレンススズカに。
2期では、トウカイテイオーとメジロマックイーンに、注目してもらう。
その後、残りのチームスピカの5人のウマ娘を覚えてもらう。
慣れてきたら、好みのウマ娘を見つけてもらって……
という風に、徐々に知識の幅を広げてもらう流れを作ることで、【キャラが多すぎてよくわかんない問題】を回避しているわけです。
なお、ウマ娘アニメの番外編ともいえる『うまよん』(※4)ですが。
こちらは、【ウマ娘中級者以上のファンに向けて】【色々なウマ娘を紹介する】というコンセプトがあるのか、毎話ごとに主人公となるウマ娘が変わります。
ただし、アニメ1話につきフォーカスするキャラは2~7人程度。に抑えることで、できるだけ情報量を絞ろうとしていた形跡はあります。(※5)
それでもウマ娘や競馬を知らない人には、ちょっとついていくのが難しそう。
アニメ版ウマ娘1期がヒットした後だからこそ、受け入れられたアニメ化かもしれませんね。
(※1)
アニメ2期では、サイレンススズカが海外遠征に行ったという理由でレギュラーから外れました。
(※2)
番外編のOVA【BNWの誓い】では、チームスピカは主役から外れ、ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットの3人が主演として活躍。
(※3) マジックナンバー7±2
数には諸説あり。3~5が限界とするマジックナンバー4±1という言葉も有名。
(※4) うまよん
もともとは、ウマ娘公式の四コマ漫画。
2020年に一部のエピソードが1話につき5分でショートアニメ化された。
(※5)
一番、キャラが多いのはうまよん8話。
ヒーロー戦隊5人(サイレンススズカ、サクラバクシンオー、ビコーペガサス、ハルウララ、セイウンスカイ)、悪の科学者役2人(アグネスタキオン、マンハッタンカフェ)。長官役としてちょっとだけ、ヒシアマゾン。
他のストーリーでは最大5人までで収まっているようでした。
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