8.6:将来のアイドルコンテンツはこうなる!?

 さてもさても復活した本連載も、いよいよ最後のお題。

 『アイドル』もののお話をしたいと思います。


 アイドルものといえば、『アイドルマスター』から始まり『ラブライブ』『バンドリ』などなど代表作がいっぱい。

 本年度も、綺羅星のごとき新たな企画が幾つもスタンバっているとか。

 そんな一大ジャンルとして定着した、アイドルものが今後どう進化していくべきか。大胆にも予言してしまうのが、今回のテーマです。


 ただ、ここまで連載を読んできた方は、

 『どうせ、チームでプロデュースしろとか言うんでしょ?』

 などと、予測されていることでしょう。


 まあ、そうなんですけどね。( ̄∀ ̄ )


 そもそも、現時点でリリースされているアイドルものでも、ユニットとして活動し、共通のコスチュームも用意されている作品はあります。

 だから、まったくグループでの活動が意識されていないわけじゃない。


 でも、もっとチームとして活躍させた方が、ユーザも楽しいですし、色々お得ですぜ! ということを、お伝えしたいのです。


 けど、ちょっと待ってください。

 そもそも、アイドルグループといえば、AKB48や乃木坂46、モーニング娘。をはじめとする、リアルなアイドルユニットが実在し、あっちが本家。

 そして、あっちの方が歴史が深く、大成功を収めています。


 で、AKB48や乃木坂46のファンはというと、推しアイドルを1人だけ決めて、追いかけている方が多いわけです。

 だったら、二次元コンテンツでも、推しキャラを1人だけ選んでもらって、応援してもらえばいいんじゃね? という疑問符がつきます。


 でも、私の答えはノーです。

 なぜなら、二次元のアイドル作品は、1人の人気キャラがいるだけでは可能性は引き出しきれない。グループを組まないと、後述の大きな問題が発生するからです。


 なぜ、そんな違いが発生するか。

 原因は、アナログとデジタルの差。


 二次元キャラの作品はデジタル情報だけど。

 AKB48などの現実世界のアイドルはアナログの存在です。


 同じアイドルでも、デジタルとアナログ。(※1)(※2)

 この違いが大きな差を生み、得意な分野を分けるのです。



(※1) デジタル

 1と0といった整数の並びだけで表した情報のこと。

 例:1011101111

 スマホの画像データ、YouTubeの動画、現在のTV放送は全部これ。

 どんなにコピーしても劣化(変化)しないことが、デジタル最大の特徴。


 (※2) アナログ

 1と0だけはなくて、その間の数字も使って表した情報のこと。

 絵具で描いた絵画や、現実世界にあるものはこれになる。

 特徴は、コピーするほど劣化(変化)すること。

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