第8話【零の勝ち】

零になりたい。

始まるのも終わるのも数える人のお勝手に

わたしはじゆうになる

底には零だけがある

勝手に独り歩きして零は形を持つけど

私は在るままに生きを据えるカラ

どうとでもきにならない

みにもならない

やっぱりじゆうでしょう

からばこだから

ひとつ

そこにないから

からばこひとつ

なんにもないから

零。

でも価値はある。

みえなくてさわれないけど

存在は皆に知れる。

どんな思いも抱いてもらえる

「羨ましい程の零が 沢山あるでしょうに」

皆 

数に安心を得るでしょう。

見える触れる未来に続く確かな存在に。


恐怖は懐かない

それは本質でしょう。

バグなのかもしれないけど

だって食い潰すだけの存在

何処に価値があるのでしょう

だれが何のために

ここに木を持つ必要があるのか

温暖化することで地球は死を早めるのに

ヒトを置いて嘲笑うのは

たのしいですよね。

飽きるでしょう

平和では物語にはなりませんから

ぜろになりたい

苦しくてもいい

下呂吐いてもいいから

叶えて下さい。

私にすこしでも救いを、

魅せて下されば。

リセットして

新しく始めたところで

それをきづいているのだから

零なんかありえないのです

[未知の止の下呂]


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