第8話

「....!!」




鈴が見えた。


もういないはずの鈴が。




「.....鈴....」




それは本当に一瞬だった。もしかしたら錯覚だったのかもしれない。




でも




最後に見た鈴の顔は






笑っていた。





「.....っ.....!」




止まっていた涙がまた溢れてきた。




"私の分も生きてね"




鈴の最後の願い、絶対忘れない


鈴の分も、私が生きる







窓から見える空は、雲一つない晴天だった








「....さよなら、私の親友....」




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「私の親友」 雲の上でお昼寝 @himajinnohimatubushi

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