第2話

ベンチに座って何かに耐えるように両手を握りしめていた。



「......」



今すぐ隣に行きたい...けど...





『...未来?』


「......」



さっきからずっと何かをぶつぶつと呟いている。私は息を殺して耳を傾けた。





「...願.....助か.....死なな....で.....鈴.....」







『........え....?』






「.......ごめ.....なさ.....だか.....帰っ....きて....」










.....私が....死ぬ....?




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