「私の親友」

雲の上でお昼寝

第1話

『あれ...私...?』


すっと目が覚めて、意識が覚醒する。

何、してたんだっけ...


『...え?飛んでる?』


意識がはっきりしていくうちに、自分の足が地面に触れていないことに気がついた。

飛んでる、といえより無重力状態のようにふわふわと浮いている。


『どうなってんの...これ...?っていうか...』



体が...重い...

動かすどころか、力すら入らない...

浮いてるのに重いってどういうことよ...


『えっと、ここは...?』



重い首を動かして辺りを見渡す。

どっかの建物の中のようだ。先には廊下が続いている。

何気なく視線を下に向けると、



『...あ、未来』



私の親友である未来がいた。



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