からからカラッポからカケラ、一周年記念だよっ!
ぱんっぱんぱんっ。
白い部屋の中で、クラッカーが一斉に鳴り響いた。部屋の中には四つの影と二つの奇妙な生き物の形があった。
カヨカ「からからカラッポからカケラ、投稿始めてから一周年記念だよ、だって」
トロン「三話で更新止まってるっていうのに、なんの記念になんの?」
リアン「まあまあ。作者がやりたいというのだから、付き合ってあげようじゃないか」
ルイ「…………なあ。俺もここにいていいのかよ? まだ馴染んでないと思うんだが」
冬生「気にしない、気にしない♪ まだまだ出てないコもたっくさんいるんだからさっ。ルイくんにはこれからもっともっと盛り上げてもらわないと♪」
ルイ「はァ? てかなに、この手のひらサイズの雪だるま」
カヨカ「作者さんだよ」
トロン「目頭すぐ裂け雪だるま」
リアン「愉快で楽し気なスノーマン」
冬生「なんとでも言うがいいさ! 僕は僕で好きにやるよっ。だって私が乱入できることなんて滅多いないんだからねっ。俺だってたまには自作キャラとお話ししたい」
ルイ「…………ニンジン鼻がない雪だるまとか、雪だるま要素どこだよ」
冬生「はぁ!? どこに目つけてんだ! よく見ろ! あるだろお鼻! この黒い斜め点が見えんのか!!」
カヨカ「あれ口じゃなかったんだ」
トロン「あれ鼻だったんだ」
リアン「まあ、勘違いは誰にでもあるだろう」
四つ在「あーああー!」
冬生「ちなみにあーちゃんの斜め点はきちんと口だよ!」
ルイ「なにがどう違うんだよ。めんどくせぇこだわりだな、あんたも」
冬生「それにしても、一周年かぁ。あれ……なんだろ。目頭が熱い。ちょっぴりぬるつくし、涙出てきたのかな……?」
トロン「さっきルイくんに熱弁したとき、目カッと見開いてたから裂けたんじゃない? 血、出てない?」
冬生「あー、言われてみれば……って、めちゃ痛ぇー!!」
リアン「おぉ。さらに目を見開いたせいで余計に裂けたな。ずいぶんと痛そうだ」
ルイ「バカなんじゃねぇの?」
四つ在「あ゛ー!!!」
トロン「あーちゃん、だから手葉っぱちぎって痛いの真似しなくていいから」
カヨカ「作者さんと痛いの共有したかったのかな」
トロン「違うと思うよ、おねーちゃん」
リアン「恐らく発狂キャラとしてプライドなのか、作者に対して張り合っているようだな」
ルイ「バカばっかかよ……」
冬生「とにもかくにも、からからカラッポからカケラ! 一周年記念おめでとう!」
四つ在「あ~ああ~あ~あ、あーああー」
リアン「ん? あぁそうだな四つ在。作者の方も、おめでとう」
冬生「ありがとリアン! あーちゃん!」
カヨカ「ん……? 作者さんが、なんでおめでとう?」
トロン「書き続けられてないのにおめでとう?」
ルイ「あー……ま、こういうときは流れに任せて言っときゃいーんだよ」
作者もおめでとう!
そしてここまで読んでくださる読者の皆さまも、本当にありがとうございます!
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