第18話

僕と先生の話しの内容を黙って聞いていた孝弘と力が口を開いた。


「そのおじさん達が実の父親を殺したってことか。?」孝弘が大声をだした。


力は「それやばいじゃないか?先生は警察に言ったのか?」


二人はその場に先生がいるかのように、心配していた。


「先生はその夜になにがあったかはっきり見たわけでもないから、警察に言ってもなんの進展もないに違いないと思っていたんだよ。


でも確かに次は自分かもしれないと感じていた。なぜならお爺様が弁護士を呼んでいてなにやら書類作成の依頼をしているのを聞いていたんだ。はっきりは聞こえなかったらしいが、相続、全財産などの単語が聞こえたらしい。


先生は妹に会いに行った。妹と一緒に逃げようとしたんだ。」

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