第7話 重ね
「あなたの好きなタイプはどんな子?私はあなたの好みに変わりたい」
そう、恋人に聞かれたらあなたはどう答えるだろう。
髪の毛が長い人、優しい人、かっこいい人、背の高い人、面白い人、可愛い人、真面目な人
無限とも言える人の特徴の中で、あなたはどれを選ぶ。
そして、それは「誰の」特徴?
あなたの人生の中で出会った、見た、聞いた人物の特徴?
それを恋人に伝えてしまったら、重ねてしまったら。それはもうあなたではなく、別の「誰か」に変わってしまう。
あなたを通して、別の誰かを思っていることになってしまう。
だから私はこう答えようと思う。
「------だよ」
本物の関係 黒宮 圭 @kuromiyakei0215
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。本物の関係の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます