第137話 お城へ行こう

 ユリカ:ヤッホイ!ユリカだよん♪創造主さくしゃがなかなか書いてくれないからか、ここ最近の時間が止まってるように感じるねい。さてさて、陸の孤島と化したお城に行こうと色々やっちゃあいるけど・・・


 城を見上げる


 ユリカ:これ、どうしたもんかねい。


 魔界時間8:07 惑星ブロンズ 星都せいとダビデス スクゥトゥーラ城前


 ネネ:こうして改めて見るとホント、どえらい事になってんね。


 ユリカ:防衛システムの一部が暴走してバリアが張られっぱなしになってるんしょ?どうやって入んのよコレ。ここの領主様に会わないと話進まないんしょ?


 ネネ:そりゃそうなんだけどさ。空から飛んで行こうものなら・・・


 城壁を指差す


 ネネ:あの城壁から自動追尾型の地対空ミサイル飛んでくるし、地上から堂々と行けば大量の対人兵器がわんさかとお出迎えするし。


 ユリカ:地下からは?


 ネネ:地面掘って行けばとも思ったけどさ、地下にもバリアが張られてんのよ。


 ユリカ:じゃダメじゃん、詰んでんじゃんよ。


 ???:それがそうでもないのよ〜♪


 ネネ:ミク姉。 


 ユリカ:ありゃ、驚かないの?


 ネネ:ミク姉の神出鬼没にはもう慣れた。そんで、何か方法あるの?


 ミク:この先の惑星遺産にも指定されてるストーンヘルム大聖堂の地下にはこのお城と地下で繋がってる通路があるの。大昔、まだ今みたいに科学が発展しなかった頃のものでね、今でも非常用通路として残ってるの。


 ユリカ:でも地下はバリアが張られてるって。


 ミク:実は非常用という理由からバリアの対象外になってるの。


 ネネ:おおっ!だったら行けるじゃん♪


 ミク:・・・ただね。


 ネネ:ただ?


 ミク:最後に非常用として使われたのが1000万年前の次元振の時以来だからそれ以降放置されてて中で何がどうなってるのかサッパリ分からなくなってるの。


 ユリカ:おいおい、マジかいな。 


 ミク:もしかしたら、野生の魔獣が棲みついてたりアンデットやゴーストなんかが彷徨うろついているのかも。


 ネネ:それって、どれくらいの規模なの?


 ミク:当時の資料によると、軽くネネちゃんの宮殿の一階フロアくらいはあるわね。


 ネネ:それもう立派なダンジョンじゃんよ。


 ユリカ:まさかネトゲ以外のリアルでダンジョン攻略する日がこようとは。


 ミク:お城に入れる方法はもうそれしかないから気を付けて行ってきてね♡


 空間転移魔法で帰る


 ユリカ:行っちゃったよ。どうするのさ?


 ネネ:仕方ないっしょ、そこしか入る方法が無いんじゃさ。


 次回へ続く・・・




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