第136話 エロスにかける信念?

 ユリカ:ヤッホイ!昨日から2連勤のユリカだじぇい!世の学生諸君は夏休みの真っ只中らしいじゃないかチクショウめ!だがな、1ヶ月休みがあって浮かれてんのは学生の内だけだじぇい。働く様になったらな、1ヶ月休みがあるとその月はメシ食えねえんだよ!


 魔界時間22:02 アルト帝国領 惑星ブロンズ 都内ホテル


 ネネ:ヒャッハー!メデューサ族のお姉さんがいっぱいだぜ♡


 ユリカ:ほ〜ん、そっスね。


 ネネ:何だ何だ〜?テンション低いなぁ♪


 ユリカ:あおるな、煽るな。


 ネネ:そっか、そっか。アンタはアオイさん一筋なんだったねい♪


 Q:お二人にとってエロスとは?  

 

 ネネ:は?何だこりゃ?


 ユリカ:エロスとはってそりゃあ、昔の偉い戦国武将も言ってたじゃん。


 ネネ:風呂場覗いて逃げ足の速きこと風の如く!


 ユリカ:犯行現場に戻って群衆に紛れること林の如く!


 ネネ:どさくさに紛れてヤジを飛ばすこと火の如く!


 ユリカ:バレても認めぬこと山の如し!


 2人:これ即ち、風林火山也!


 ※某戦国武将はその様な事は言ってません。


 Q:有難うございました、このやり取りはオンエアしますのでお楽しみに♪


 ユリカ:オンエアするってオイ、コラ待てい!


 ネネ:オワタ、全宇宙放送で流れるって事は・・・ね?


 胸ぐら掴んで揺さぶる


 ユリカ:ね?じゃね〜よ!ど〜すんだよアレ!仕事こなくなんじゃんよ〜。


 ネネ:え?割と変わんなくね?


 ユリカ:・・・だねい。 


 ネネ:さ〜て、そこらのお姉さんのケツでも鑑賞してきますかね〜♪


 ユリカ:ちょい待ち、それより先に・・・


 大きな地響きと共にホテル全体が揺れる


 ユリカ:これなんとかしないと、お姉さんのケツ追っかける暇なんてなくね?


 ネネ:それな〜。


 ネットのニュースを見る


 ユリカ:うわっ!近隣の島々で大規模な津波発生だってよ!


 ネネ:こりゃ、いよいよなんとかしないとだ。てか、領主に会えないの?


 ユリカ:奴が起こした地震のせいで領主の城が陸の孤島になってる上に転移装置が故障して入れないんだとよ。


 ネネ:マジか!


 ユリカ:こんな時こそあのライオンだろ?


 ネネ:アイツさ、最近あのちびっ子共に頻繁に呼ばれてなかなか来ようとしないんよ。


 ユリカ:あ〜、あのガキンチョ共か。


 ネネ:なんとか呼んでみるよ。


 10分後・・・


 ネネ:だ〜めだ、全然応答しやがらねぇ。


 ユリカ:おかけになった電話番号は電波の届かないところか、電源を切ってとかいうやつ?


 ネネ:そうそう、そんな感じ。


 ユリカ:もちっと待ってからにする?


 ネネ:そうすっか。









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