第135話 惑星ブロンズへ行こう!

 ユリカ:ハイハイ、ユリカだよん♪さてさて、陰謀マシマシの爆弾案件抱えたノアさんを偉人登録したネネちん。今度はね、彫刻の星でSOSなんだってさ。


 魔界時間22:21 アルト帝国領 惑星ブロンズ


 ユリカ:すっかり夜だねい。


 ネネ:ミク姉の無茶振りももう慣れ始めてきたよ。


 ユリカ:今度はあんだって?


 ネネ:この惑星ブロンズに生息してるスタートゥアライノスって巨獣がピンチだとよ。


 ユリカ:あんだよ、その舌噛みそうな名前の巨獣はよ!


 ネネ:それを紹介するのが、ナレーターのアンタの仕事だろうがよい。先ずはこの星の紹介からいってみようか。


 ユリカ:ハイハイ、惑星ブロンズ・・・


 横から割って入り紹介するミク


 ミク:ここ惑星ブロンズは、人口1500兆56億人。人口の主な種族はドワーフ族とメデューサ族。惑星領主はメデューサ族のカリン・イコーナ公爵、イコーナはイタリア語で聖像を意味します♪


 ユリカ:私の仕事取るなし!まあいっか。ほんで、スタートゥ・・・以下略。


 ミク:スタートゥアライノス、ガトプレパス科クロサイ型亜種。体長4825万㎢、体重398兆6000億トン。スタートゥアはイタリア語で彫刻といいます。彫刻に似た外見のため、自身の身を守るため彫刻のフリをする事があります。また、ガトプレパス科に属してるため石化能力があります。


 ユリカ:だから、仕事取るなし!


 ネネ:ほんで、今度のお困り事は?


 ミク:現地の調査団の話によると、彼が激しい腹痛を訴えるから彼のお腹を調べると中で何らかの戦闘の痕跡こんせきが見つかったらしいの。


 ネネ:腹ん中で戦闘⁉︎誰だよ、そんな傍迷惑はためいわくな事してんのはさ!


 ミク:激痛のあまり暴れ回って・・・というより、のたうち回って近隣の鉱山地帯に被害が続出してるらしいの。


 ユリカ:そりゃ、山1つが転がり回ってる様なモンだからねい。


 ネネ:これ以上暴れまわられると面倒臭い事になりかねないからやりますか。


 ユリカ:ええ〜、墨の湖の次は腹ん中〜っ!なんか亀の爺ちゃんの時みたく、爆弾案件抱えた偉人が居そうな予感すんだよねぇ。


 ネネ:やめなよ!縁起でもない。


 ユリカ:ホラ、こういう時の嫌な予感に限って当たるじゃん?


 ネネ:や〜め〜てくりぇよ、そういうのさぁ!


 ミク:それじゃあ、そういうわけだからお願いね♡


 空間転移で帰る


 ネネ:・・・


 ユリカ:・・・


 ネネ:取り敢えずさ、今夜はホテル泊まって明日の朝1番に領主んトコ行って詳しい話聞こうや。


 ユリカ:だねい。






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