第134話 ノアの処遇

 ユリカ:ホイホイ、ユリカだよん♪なが〜い、墨仙トータスの一件も一応はひと段落。そいで、私達は今何処にいるかというと・・・


 魔界時間21:11 アルト帝国領 惑星スイボク 李伯爵居城スミフデ城内


 2人に握手する


 青蘭:アイヤーッ!とても助かったネ♪


 ネネ:いやいや〜、どいたまして♪


 青蘭:まさか、甲羅山頂の湖底に天界宇宙の虫が巣食ってたなんて驚きネ。でも、それが解決されたのを境に何故か墨の質が格段に良くなってるヨ♪


 ネネ:へ?何故に?


 大粒の汗を流して挙動不審きょどうふしんのユリカ

 

 ユリカ:・・・


 ネネ:・・・おいコラ。


 ユリカ:ひゃい!

 

 ネネ:しょ〜じきに言いな、あの湖底で何した?


 ユリカ:ナ、ナニモシテナイヨ。


 ネネ:そう言う時は大抵怪しいんだよ。


 ユリカの肩を組む  


 ネネ:秘事を溜め込むのは身体に良くないぞ?ここはうたってスッキリしようや、な?でないと、ユリカちゃんのママンにチンコロ告げ口するぞ?お?


 ユリカ:ヒイッ!ママンだけはご勘弁を!


 ネネ:それじゃあ、素直に吐こうや。


 ユリカ:なんか、さっきからヤクザっぽいぞ?


 ネネ:いいから喋れや。


 ユリカ:わたくしはあの湖底でプールや海でよくやる、あるあるな事をしました。


 ネネ:おまっ!まさか、やっちゃったのかをあの中で!


 ユリカ:だって、我慢できなかったんだもんよ!


 ネネ:あのダイバースーツには排泄はいせつ機能が付いてて、手首のリングを右に回す様に擦ればトイレと次元空間を使って直結出来る様になってんだよ。


 ユリカ:あんだよ!それ早く教えろよ!


 ネネ:取説、渡したよな?


 ユリカ:へ?


 ネネ:墨仙トータスの爺ちゃんトコ行く前の晩にホテルで取説付けて渡したよな?


 ユリカ:・・・あ。


 ネネ:あ。じゃね〜よ!


 青蘭:ちょっと良いカ?もしなくても、あの墨には天使の尿が混じってるのカ?


 2人:そ、そそそ、そりはそのぉ〜。


 青蘭:な〜んて事してくれたアルか!


 2人:ごべんなざ〜い!


 青蘭:まあ良いアル。結果的に良質な墨になったわけだし、主成分は機密事項という事で伏せといてあげるアル。 


 ミク:それはそうと、ノアさんはどうするの?


 ネネ:そ〜だねい、いくら美人でも流石に天界宇宙との揉め事の種抱え込むわけにもいかないし。


 ミク:でも、ネネちゃんは私1番信頼してるんだけどなぁ。


 ネネ:ミク姉にそれ言われると困るなぁ。


 青蘭:・・・賠償責任。


 ユリカ:ヒイッ!


 青蘭:主成分がそちらの天使の尿だって公に公表したら、関係各所から天使さんのご実家にどれだけ賠償金の請求が行くことヤラ。


 ユリカ:あばばばっ!


 ネネの胸ぐらを掴む


 ユリカ:預かろう、ネネちんの国でノアさん預かろう!なあ、私を助けると思って!


 ネネ:あ〜、もう!1つ貸しだぞ!


 ユリカ:あざ〜っす!やっぱ、持つべきものは相方だねい♪


 ネネ:誰が相方だ!












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