第126話 甲羅登山(中腹)
ユリカ:ヤ・・・ヤッホイ。ユリカ・・・だよん。
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ユリカ:え?なんだかバテてないかって?そりゃバテるでしょう。エベレスト山の1200倍ある甲羅を超低空飛行で飛び続けてるんだから、疲れるのは当たり前だっつの!
魔界時間22:29 墨仙トータス甲羅中腹
ネネ:は、羽が痛し!もげるくらい痛し!
ユリカ:羽の付け根の背筋が筋肉痛だ〜。
ネネ:でも奴等この方法で飛んでくと全然襲ってこないね。
ユリカ:れ〜せ〜に考えるとあと半分この方法で飛ぶんだよ?
ネネ:だよねぇ・・・あ、羽専用の湿布あるけど要る?
ユリカ:要る〜。
互いに湿布を貼り合う
ネネ:じんわ〜り染みるねぇ〜。
ユリカ:だねぇ・・・あ、登ったら登ったで今度は潜らなきゃいけなくね?
ネネ:体力温存せにゃ。
ユリカ:・・・あのさ。
ネネ:何?
ユリカ:先に断っとくけど、それ早く言えよって言わないでよね?
ネネ:ドユコト?
ユリカ:今更ながらなんだけどさ、トランスポート以外で空間転移出来る方法・・・あるよ。
ネネ:マジで?
ユリカ:ほら、あいつ等トランスポートが発する次元エネルギーに反応して襲ってくるらしいじゃん?
ネネ:だね。
ユリカ:直に山頂と繋がると襲ってくるならさ、起点をここにして一旦別の星に繋げてそこを経由して山頂と繋げたらどうかな?
ネネ:それなら襲ってこないけどさ、それ最寄りの星からやっても日数かかるよ?
ユリカ:それを秒で出来るや〜つ居るじゃん。
ネネ:居る?そんなや〜つ。
ユリカ:ほら、語尾になんだな〜って言う馬鹿でかいライオンがさ。
ネネ:・・・おまっ、それ早く言えよ。
ユリカ:だから初めに断っといたじゃんよ、それ早く言えよって言わないでって。
ネネ:奴等空間を切り裂いて襲ってくるわけだから、起点から山頂を遠ざける様に星から星へ経由すればこっちの位置を特定し難くなるわけか。よしっ!早速呼ぶか。
ビッグバンレオを召喚する
レオ:寝てる時になんなんだなもぉ〜。
事情を説明する
レオ:成る程なぁ、アイツ等まだそんな事してたんだな〜。
ネネ:へ?アイツ等の事知ってんの?
レオ:大昔から
ネネ:なんとか出来そう?
レオ:奴等絡みの案件なら引き受けるんだな〜。
ユリカ:そうと分かったらもう少し休まね?もうちょっと体力温存しないとあの墨の湖潜るのしんどいっしょ?
ネネ:そだね〜。
レオ:ならその時になったら呼ぶんだな〜、それまで寝てるんだな〜。
ネネ:あいよ〜。
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