第123話 入国早々・・・
ユリカ:ヤッホ〜イ、ユリカだよ〜ん・・・眠い。え?どうしたのかって?それがさ、ネネちんの乗る専用機がアルト帝国行きのゲートを通過したまでは良かったんだけど。着いた所が帝星ムゼーオじゃなくて惑星スイボクに来ちゃったんよ、何でか知らんけど。
魔界時間21:35 アルト帝国領 惑星スイボク次元国際空港
ユリカ:おお〜、着いたねぇ・・・って、帝星ムゼーオって文明スタイルはイタリアじゃなかったっけ?こんな水墨画をそのまま実写化した様な感じだったっけ?
ネネ:うんにゃ、ここはアルト帝国領の惑星スイボク。
ユリカ:何で?
ネネ:知らんよ。
2人の目の前に掛け軸型のモニターが宙に浮いて現れる
ネネ:何これ?
モニターに鬼族の女性が映る
???:アイヤ〜、ようやく見つけたネ!
ユリカ:誰?
ネネ:この星の惑星領主で
青蘭:ネネ様の乗る専用機が空間転移事故を起こしたと聞いて、正直ミク女帝陛下共々焦ったネ!
ユリカ:え?転移事故してたん?
ネネ:ここに来る途中で空間の歪みを感じたよ?
ユリカ:おいそれ早く言えよ。
青蘭:とんでもない所へ飛ばされなかっだけ不幸中の幸いヨ♪あ、陛下に代わるネ。
帝星ムゼーオ宮殿のミクに切り替わる
ミク:ネネちゃん、無事で良かった〜!
ネネ:心配かけたねミク姉。
ミク:でも丁度良かったわ、実はお願いがあってそっちへ向かってもらおうと思ってたんだけど手間が省けたわね♪
ネネ:へ?お願い?手間が省ける?ドユコト?
ミク:詳しくは青蘭ちゃんに聞いてね♡
青蘭に切り替わる
ユリカ:機内での予感的中したなこりゃ。
ネネ:だな〜。
青蘭:お願いというのはこの星を守護する巨獣、墨仙トータスの事ネ。
ネネ:墨仙トータスって、あの馬鹿でかい墨汁の流れる
青蘭:そうネ、この星の特産品である墨汁の原料の源が墨仙トータスの甲羅の山から流れる墨ネ。でも、ここ最近その墨の出が悪くなって具合悪そうにしてるネ。
ユリカ:おいおいおい、なんだか嫌〜な予感してきたぞ〜。
ネネ:これ多分、甲羅の
青蘭:大当たりネ〜♪
ネネ:大当たりじゃね〜よ!アタシは何でも屋じゃないっつ〜の!
青蘭:何言ってるネ、ネネ様だけじゃなくて・・・
ユリカを見つめる
ユリカ:おいおい、まさか私もか?
青蘭:お・ね・が・い♡
ネネ:アタシ等に何のメリットも無いんだけど。
青蘭:実はそうでもないネ、文献によれば甲羅の
ネネ:なぬっ⁉︎
青蘭:行くアルか?
ネネ:やらせていただきまっす!
ユリカ:マジか。
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