第121話 幼馴染
ユリカ:うえ〜い、あけおめことよろ〜♪
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ユリカ:おっといけね、この番組オンエアされる頃はもう正月終わってんだっけ。そんじゃ、新年1発目いってみよ〜♪
魔界時間18:28 魔界宇宙中枢 帝王都サタンヘイルダム 学術特区バエル国際美術館
セシル:貴女の国の登録偉人のお陰で今年の展覧会は成功したわ♪
ユリカ:このお姉さんは魔界宇宙中央政府4宰相の1人、セシル・フォルテ様だじぇい!魔界宇宙で2番目に偉いんだぞ〜。
???:フフッ、光栄ですわ♪
セシル:パブロ・ピカソ、死後この魔界に永住を決めてからますます絵の腕前に磨きがかかってきてるわね。
???:はい、今後の成長が楽しみです♪
『帝王都次元国際空港内 国際線ターミナル』
アナウンス:
ネネ:そ〜ろそろ行かないとだね〜。
アナウンス:続けてご案内を申し上げます。18時55分発、ヘルベルト帝国行きゲートは一般使用機到着遅れのため皇家専用機は15分遅れる見込みです。
ネネ:マ〜ジで〜。
ユリカ:おい〜っす!
ネネ:あれ?どっか行くの?
ユリカ:土曜に放送される悠久のアクガリタルの収録。
宙に浮いてる液晶モニターを見る
ネネ:パブロ・ピカソ展かぁ、これ見るとミク姉を思い出すなぁ。
ユリカ:ミク姉?
ネネ:ミク・アルト、芸術超大国アルト帝国の皇女でね・・・あ、今は親父さんが引退したから皇位を継承してミク・アルト17世か。セイレーン族でね、朱色の髪の似合うゆるふわ系のお姉さん的存在だよ。
ユリカ:ほ〜ん・・・ああ、アルト帝国ってネネちんの実家の音楽超大国オーケストル帝国とは同盟国だったね。
ネネ:そうそう、遊びに来たりこっちから遊びに行った・・・うおっ!綺麗なお姉さん発見♡
ユリカ:ま〜た始まったよ。
ネネ:そこの道行く綺麗なお姉さん、アタシと一緒にお茶・・・
ユリカ:どした?
ネネ:こ・・・こりは!
???:
ネネ:ミ、ミク姉⁉︎
ユリカ:はい!このゆるふわ系のお姉さんこそが、ネネちんの幼馴染で年齢は2つ上の180才でお姉さん的存在のミク・アルトさんでっす!種族はセイレーン族で朱色の髪は魔法特化亜種の証、身長は198cmでスリーサイズは上から100cm・62cm・99cmとスーパーモデル真っ青のナイスバデーと思いきや、180才ではこれで平均以下なんだとさ!
ミク:ネネちゃんは昔から綺麗なお姉さんを見るとこれなんだもの〜。
ネネの
ネネ:サ〜セ〜ン。
ユリカ:スゲーな。
ミク:それはそうと、ネネちゃんは憧れの先輩魔王さんとの約束のために国を大きくしないといけないんだって?次の国土争奪戦争の対戦国は決まってるの?
ネネ:うんにゃ、まだ決まってない。
ミク:あらあら〜、それは困ったわね〜・・・あ、そうだ!ならウチの国にしなさいな♪
ネネ:え〜、ミク姉んとこ〜。ミク姉の歌は激ウマだから厳しいんだよなぁ。
ユリカ:そうだよね〜、ネネちん歌と運だけが取り柄だもんね〜。
ネネ:うっさいわ!
ユリカ:いいじゃんよ、格上に勝てばランクアップ確実だぞ?
ネネ:そうだけどさ〜。
ミク:ハ〜イ、決まりね。そうと決まったら、せっかく帝王都に居るんだから国土争奪戦争管理委員会に宣戦布告合意申請書出してこよっと♪
ネネ:ちょっ!ミク姉‼︎
ユリカ:あ〜あ、ルンルン気分で行っちゃったよ。
ネネ:ああなったミク姉は聞く耳持たないからな〜。
次章へ続く・・・
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