第119話 ユリカ復活!
ユリカ:おまたっせ〜、おまたっせ〜、やあやあ!ユリカちゃんの復活だよん♪へ?そもそも入院は自業自得?まあまあ、気にしたら負けよ〜ん♪
健斗:おやおや、現場復帰ですか?
ユリカ:あ、武崎アナお疲れっす!
健斗:どうかな、この番組か悠久のアクガリタルのナレーターの仕事どっちか譲る気ない?
ユリカ:ちょ、待てよ!武崎アナは報道専門っしょ?なら裁きの庭の摩耶の方が良くね?そっちだったら喜んで譲るっすよ♪だって、アレ殆ど出番無いもん。
ネネ:お〜い、これアタシの番組なんだけど。そういう話は楽屋でやってくんない?
ユリカ:良いじゃんよ〜、ケチケチしてたらだめだぞ〜。
健斗:そうですよ〜。ユリカさ〜ん、どうしてもダメ〜?
ユリカ:ダメに決まってんじゃん!この番組メインだし、悠久のアクガリタルは豪華なタダ飯食えるから食費浮くしでギャラも良いからこんなオイシイ仕事ないもん!そもそも、武崎アナは食レポとか出来んの?
ネネ:プリッと本音吐きやがった。
健斗:ナメてもらっちゃ困りますね、これでもこの業界長いんですよ?食レポも何百回とやってますからね♪
ユリカ:ぐぬぬっ!
ポップコーンを頬張る
ネネ:おっ!押されてる。
ユリカ:何でそんなに喰らいつくのさ!
健斗:代役やっててこれまでに無いスタイルのナレーションだから新鮮で楽しかったし、裁きの庭の摩耶だといつもの報道番組と大差無い気がしましてね。こういうバラエティ系はあまり経験無いんで。
ユリカ:そりゃそうだけどさ〜、なら裁判実況とかやれば?国土争奪戦争ん時みたいにさ。
ネネ:流石にそれじゃ興味示さないっしょ。
健斗: ⁉︎
ネネ:反応するんかい!
ユリカ:バラエティがお好みなら報道系をバラエティに変えてナンボっしょ?
健斗:た、確かに。
ネネ:確かにじゃねぇよ。
健斗:試しに今週の回から代わってはくれませんか?
ユリカ:ええよ、ええよ〜♪
健斗:上層部に掛け合ってきます!
ネネ:行っちゃったよ。
ユリカ:グッフッフ、上手くいったじぇ〜♪今週の
ネネ:悪い顔してんな。
ユリカ:だって取られたくないもん、タダ飯食える番組。
ネネ:そんな、ガメツイから食当たり起こして入院するんじゃんよ〜。
ユリカ:滅多に食えんものも出るんだよ、他の番組よりギャラ良いし。食いもんもギャラも美味しい仕事よアレ。
ネネ:上手い具合に言ったね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます