第105話 悟るネネ
ユリカ:ホイホイ、今日もこの時間がやってきたよ〜ん♪なんだかんだでボイトレ始めたネネちん。本来ならさ、仲間とかが知恵絞って打開するんだけど。普通居ないよ?こんなナレーターがズカズカとお話ん中に入るなんて。
魔界時間21:10 都内ホテル 国賓エリア
ネネ:ふぃ〜、なんとか形になってきたねぇ♪
ユリカ:たった1週間でやれるなんて、音楽の国の皇女様は伊達じゃないんだなぁ。それで、参戦偉人の選抜は?
ネネ:ぶっちゃけ勘!適当!
ユリカ:おいおい、それで大丈夫なん?
ネネ:今までやってて悟ったんよ。あ〜だ、こ〜だ作戦練ってもどうせハプニングとか起こって棚ぼた感覚で勝つんよ多分。
ユリカ:そ、そういや・・・まぁ、そうか。なんだかんだで勝ってるもんなぁ。でも流石に今回は無いんじゃね?
ネネ:いやいや、本戦辺りで何か起こるかもよ〜。
ユリカ:いやいや、流石に無いって。アンタの強運でもそう続くもんじゃないって。
ネネ:帝都音楽大学を受験した時はガチで猛勉強して受かったけど、高校受験の時は運で一発合格したし。生まれて今まで1度もくじ引きで特等以下を出した事ないもん。
ユリカ:それはそれで凄いけどさ、そうやって余裕こいてる奴に限って絵に描いた様な敗け方するんだよなぁ。
ネネ:ネガティブな事ばっか考えてるから運が逃げるんだよ。
ユリカ:ま、そりゃそうだけど。
ネネ:ユリカちゃんこそ、こんな所で
ユリカ:い〜の、い〜の。どうせ打ち合わせなんて半分スタッフとの世間話なんだから♪
ネネ:そお?
ユリカ:だって、サリーさんとか街角ぶらりロケみたいな感じでやってたじゃん。あんな感じでやってりゃ数字取れるから大丈夫♪
ネネ:もうちょっとスタッフ大事にした方が良いと思うんだけどなぁ。
ユリカ:なんでさ、大体喧嘩売ってんのスタッフの方だよ〜。
ネネ:そりゃ喧嘩売られる様な事してるからじゃん。
ユリカ:スタッフで唯一名前あんの国土争奪戦争で音楽解説やってるサーニャさんだけじゃんよ〜。
ネネ:ちょ、生放送中にADの本名言っちゃって良いの?
ユリカ:良いって、どうせ隠せてると思ってんの本人だけなんだから♪
突如現れユリカを羽交い締めにして連れ去るスタッフ一同
ユリカ:ちょ、スタッフゥ〜?何処連れてくのさ⁉︎
ネネ:あ〜らら、連れてかれたよ。
ユリカ:ちょ、待って!それだけは・・・ギャーーーーッ‼︎
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