第104話 焦るネネ
ユリカ:ヤッホイ!ユリカだよん♪最近さ、ヘラクレスブートキャンプ以降ダイエットの健康食品とかスポーツジムとかのCM出演オファーがくるんだよね〜。あ、そういえばネネちん去年辺りから入り浸ってるけどちゃんと準備とかして・・・ないよなぁ。
魔界時間22:13 都内五つ星ホテル国賓エリア
ベッドで
ネネ:うおーーーっ!国土争奪戦争まで4日しかないのに殆ど準備出来てねぇーーっ!
ユリカ:そんなこったろうと思ったよ。イザベラさんみたいにこの国の国民がどんなジャンルの曲が好みか調べてないの?
ネネ:調べてましぇ〜ん。
ユリカ:前々から思ってたんだけどさ、ネネちんって夏休みの宿題とか最終日直前になって慌てふためくタイプじゃない?
ネネ:ふぐっ!
ネネ:図星かよ。そういや、過去の勝利は殆ど運かお情けのものだったもんね。
ネネ:返す言葉もありましぇ〜ん。
ユリカ:この国の国民は踊り易い洋楽ポップスが好みらしいよ。
ネネ:洋楽ポップスかぁ。
ユリカ:アンタの得意分野はロックだもんね、大丈夫なん?
ネネ:音楽超大国の元皇女ナメんなよ!
ユリカ:歌は問題ないとしても、本戦はどうよ?
ネネ:そこなんだよなぁ〜。
ユリカ:ルール上、前回参戦した偉人はダメっしょ?
ネネ:うん、あと1人足らん。どっかに都合よく居ないもんかねぇ〜。
ユリカ:ネネちんそこそこ運が良いからちょっと探せば居るんじゃね?
ネネ:そんな何処ぞのメタルなスライムじゃあるまいし、そう簡単に見つかるわけ・・・
中世ヨーロッパの王族風の女性が通り過ぎる
ユリカ:ちょ、ネネさんや。
ネネ:アレ、もしかしたらもしかするかも!
女性を呼び止めるネネ
ネネ:ヘイッ!そこの道行くゴージャスなお姉さん、ちょいとストッププリ〜ズ!
???:私?
ネネ:アンタのお名前なんて〜の?
ヴィクトリア:ヴィクトリアよ。
ネネ:大英帝国の女王様キタコレ!ち、因みに何処かの国と偉人登録とかは?
ヴィクトリア:え?ま、まだですけど。
ネネ:チャンスキターーーッ!
頭を下げて手を差し出すネネ
ネネ:一目貴女を見た時から決めてました、私の治める国に偉人登録してください!
菓子折りを差し出すネネ
ネネ:これは人界の日本という国のお菓子でございますぅ♪
ヴィクトリア:お菓子♡
ネネ:(フフフ、ヴィクトリア女王が大の甘党だったってのはリサーチ済みだって〜の♪)
ネネ:私の国に登録してくれたらお菓子食べ放題なんだけどなぁ〜・・・チラッ。
ヴィクトリア:登録しますぅ♡
ネネ:いよっしゃーーーっ!
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