第100話 天高くユリカ肥ゆる春

 魔界時間19:02 都内ホテル国賓エリア


 ユリカ:ヤッホイ!ユリカだよん♪


 ネネ:・・・


 ユリカ:何さ?


 ネネ:それ、映像加工してるっしょ。


 ユリカ:何言ってるかな〜?


 ネネ:スタッフゥ〜、こっちにだけ映像加工解除で。


 映像が切り替わる


 ネネ:・・・おっふぅ。


 ユリカ:何?何さ?


 ネネ:君にこの言葉を贈ろう・・・ごっつぁんです。

 

 ユリカ:ちょっと〜、それじゃ私が丸々太ってるみたいじゃんよ〜。


 ネネ:じゃなくて肥えてるんだよ実際。アンタさ、最近食生活変わった?


 ユリカ:え〜?まぁ、変わったっちゃあ変わったね。朝ご飯食べるっしょ?


 ネネ:まあね。


 ユリカ:そんで、食後のデザートに道明寺150個。


 ネネ:ん?


 ユリカ:お昼ご飯食べてか〜ら〜の、食後に道明寺150個。  


 ネネ:ファッ⁉︎


 ユリカ:そんでもって3時のオヤツに道明寺を100個パクり♪


 ネネ:・・・


 ユリカ:お夕飯の後は控え目に道明寺100個♪


 ネネ:おまっ、1日に500個も食っとんのか⁉︎

 

 ミニサイズになったビッグバンレオが現れる


 レオ:次元の壁修復中の休憩でも170個食べてたんだな〜。


 ネネ:それであんなにぶくぶく太ったんかい。


 レオ:昼夜問わず炭水化物ばっか食べてるんだからなぁ。


 ネネ:テレビの前のファンが見たら泣くぞ。 


 ユリカの背後から音もなく現れる幸子


 幸子:そんな肥え太った我が子に朗報ろうほうよ〜♪


 ユリカ:おわっ!ママン⁉︎


 1枚の紙を渡す幸子


 ユリカ:何々?ヘラクレスブートキャンプ参加のお知らせ⁉︎


 幸子:昔から道明寺を与えると歯止めが効かない子だったからね〜。  


 ユリカ:ヘラクレスブートキャンプって天界宇宙一過酷なので有名なヤツじゃんよ‼︎


 幸子:可愛い娘のためを思ってママ申し込んできちゃった♡


 ユリカ:きちゃった♡じゃないよママン!


 屈強な女神がユリカの背後から羽交い締めにする


 ユリカ:ちょっ!何なのさアンタ等は!

 

 屈強な女神A:さあ、ヘラクレス様がお待ちかねだ!


 屈強な女神B:これは絞り甲斐のあるメタボボディだ、さぞヘラクレス様もお喜びになられるだろう♪


 屈強な女神達:さあ、共に己の限界を越えようではないか!   


 ユリカ:い〜や〜だ〜・・・


 ※ユリカのダイエットの様子は輝石の帝国112話にて放送予定です


 屈強な女神達と共に空間転移されるユリカ


 ネネ:い〜ってらっさ〜い♪さ・て・と・・・


 ボルテックメガロドンを見るネネ


 メガロドン:ん?


 ネネ:メガロ姐さんのお、オッパイをモミモミしましょうかね〜♡


 メガロドン:む?これを揉むのか?こんな脂肪の塊なんて揉んでも何の得にもならんと思うが。


 ネネ:いやいや、揉むと幸せ感じるんっすよ♪


 メガロドン:そんなものか?


 ネネ:そんなもん、そんなもん♡・・・ってあれ?いつもならここで雅姐さんにとっ捕まってお仕置きされるんだけど・・・良いの?


 雅:ど〜ぞ、ど〜ぞ♪・・・ね♡


 ネネ:なんだか分からないけど、まぁいいか。それじゃあ、た〜っぷり揉ませてもらいますよ〜ん♡


 ボルテックメガロドンの胸に触れた途端身体から高圧電流が流れる


 ネネ:ほんぎゃーーーーっ‼︎


 雅:ププッ、かつては魔界宇宙全域の電力を供給していた生ける発電所である彼女の身体に触れようなんて自殺行為も良いところですわ♪


 ネネ:謀った・・・な・・・ぐふっ!








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