第98話 氷河期の後にくるもの
ビーチサイドのビーチチェアでブルーハワイを飲むユリカ
ユリカ:こんちは、・・・あ、
魔界時間18:34 王都アミューズ
ネネ:うっひゃ〜っ!寒さの次は暑さかよ。
雅:ガルガジア王国の巨獣マグマッコウが目覚めたらしいですわよ。
ネネ:ガルガジア王国って、6大魔王のガルガジア王が治める経済超大国の?灼熱の国としても有名だよね?てなわけで、ユリカちゃん解説カモン!
ユリカ:あいよ!マグマッコウ、フロストジンベエと同様にテュポーン科に属するマッコウクジラ亜種の巨獣。体長9999万㎢、体重はフロストジンベエより重い2000兆5000万トン。生ける太陽の異名を持ってて活動期に入ると魔界宇宙全体を真夏に変えるとんでもない奴だよ。でもね・・・
ネネ:でも何?なんだか歯切れ悪いなぁ。
ユリカ:そのマグマッコウは千年に1度の6月から7月の間が活動期とされてるんよ。
ネネ:ありゃ、随分と早起きだな。
ユリカ:まだフロストジンベエも縄張りに戻ってる途中だからまだ寝てないし、その2体が生まれてから今に至るまで1度も同じ時期に活動した事なかったから専門家も何が起こるか全く予想が出来ないんだってさ。
雅:気象学会ではフロストジンベエが起こした氷河期で積もった雪がマグマッコウの熱で溶け蒸発し、フロストジンベエが未だ発生させている冷気で雷が発生するのではないかと言っていますわね。
ネネ:て事は何か?今度は魔界宇宙全体に雷が落ちまくるってか⁉︎
雅:ディメンジョンコーティング内でも吹雪を起こすほどの巨獣ですもの、雷も発生させる事も可能かもしれませんわね。
ネネ:勘弁してよ〜!あっちでピカゴロ、こっちでドッカンなんて
ユリカ:雷だけで済めば良いんだけどね・・・ゲフンゲフンッ!今のは忘れてちょ〜。
ネネ:な、何だよそれ!気になるじゃんよ!
雅:ジンベエザメにマッコウクジラときて今度はナマズだったりして。
ネネ:氷に炎に雷って、ポ○モンじゃあるまいし。そんな都合よくあるわけないじゃん。
飲んでいたブルーハワイを吹き出すユリカ
ユリカ:ブッハッ!ゲフンゲフンッ!
ネネ:ちょ、その反応まさかとは思うけど・・・そのまさかがあったりする?
ユリカ:そんじゃ、また次回ね〜♪
ネネ:おいコラ!勝手に終わんなって、逃げやがった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます