第88話 惑星テラーとゾンバルト帝国
ユリカ:ハッピーハロウィン!って言っても、人界じゃまだちょこっと先だったね。惑星テラーは夏のお化け屋敷だけ盛んな星と思ったら大間違い、この星は魔界宇宙最大のハロウィンイベントでも盛んな星なのだ!っと、おや?ネネちんの魔神具の様子が・・・
魔界時間18:05 惑星テラー 星都ウラメシ
ネネの久遠の籠手が光出す
ネネ:うおっ!急にどうした⁉︎
目の前にミニサイズのビッグバンレオが空間の裂け目から顔を出す
レオ:ああ、それはこの前中途半端に進化してたからようやくまともに進化し始めたんだな〜。
ネネ:おおっ!今度こそまともな形に・・・
光ながらゆっくりとネネの
ネネ:さあ、どんな形かな〜?
光が消えるとそこに現れたのは・・・
ネネ:・・・
ユリカ:これはまた立派な・・・
雅:ププッ、立派な軍手ですわ♪
ネネ:わ〜、これで草むしりしても草で手を切って怪我する心配ないや〜・・・って、なんっでだよ‼︎
ユリカ:木の棒に始まってゴム手袋になって軍手って、この国土争奪戦争に勝った次は革手袋だったりして。
ネネ:やめて!本当になりかねないから!
ユリカ:そんな事よりさ、アレ見てみなよ。
ネネ:そんな事って、他の先輩魔王の皆んなはカッコイイの持ってんのにアタシだけコレだよ?アタシにとっては死活問題だよ。
雅:おや、あのバッジの紋章からしてあの方はゾンバルト帝国の使者ですね。
ネネ:何でまたゾンバルト帝国の使者なんか居るのよ。
雅の背後から懐中電灯の光を顔に当てて現れるジュン
ジュン:そ〜れ〜は〜でございますね〜、我が国とゾンバルト帝国は同盟国同士だからですよ〜。
雅:・・・・
ネネ:お〜い、もしも〜し?ありゃ、驚きのあまり固まってる。
ジュン:いやはや、本当に驚かし甲斐のある方ですね〜♪
ネネ:それはそうと、何の用事で来てんの?
ジュン:ゾンバルト帝国のガラハルト・ゾンバルト2世皇帝陛下が毎年ハロウィンイベントの記念式典でお越しになられるからですよ。
ネネ:そのための打ち合わせってところかな?
ジュン:左様でございます♪そして、ハロウィンイベントの日はこの星そのものが超巨大なホラーハウスとなるのです!
ユリカ:そうなると、この星の住民は気合入ってるんじゃない?
ジュン:この星の住民だけだはありませんよ〜、この星に滞在している者の中からランダムで選ばれた者を1番驚かせたら賞金が出るからそれはそれは気合が入るというものですよ〜♪
ネネ:賞金っていくら?
ジュン:賞金総額2000兆ヘルネスですよ〜♪
※人界日本円で2京円
ネネ&ユリカ:に、2000兆ヘルネス⁉︎
ジュン:更に副賞としてシネマニア帝国の大女優と1日デート権付きでございま〜す♪
ネネ:マ・ジ・で⁉︎何でそんな事出来んのよ!
ジュン:ゾンバルト帝国とシネマニア帝国が同盟国だからですよ。
ネネ:滞在している人限定でランダムって事は・・・雅姐さんが当たる確率めちゃくちゃ高くなるって事じゃん♪
ユリカ:ネネちんってホント命知らずだね。
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