第85話 惑星サーカス視察

 ユリカ:ヨッホ〜イ、ユリカだよ〜♪前回の魔王会談でな〜んも考えず咄嗟とっさに惑星サーカスを選んだネネちん。国土争奪戦争の獲得領土に選んだ手前、視察をしないといけない事になったんだけど、こりゃネネちんは退屈そう・・・ありゃ?何かそうでもなさそう?


 魔界時間15:00 惑星サーカス星都せいとピエロニア


 ネネ:右を向けばカップル、左を向けば家族連れ。やっぱアミューズメントな国だけに観光客が多いねぇ。


 サーカステント脇で休憩中のバニーガールを凝視するネネ


 ネネ:(あのバニーちゃんええケツしてんなぁ♡)


 ???:これはこれは、ディメスティア女帝陛下!ようこそお越しくださいました♪


 ネネ:(咄嗟の事とはいえ、この星を獲得領土に選んだのは失敗だったかなぁって思ってたけど、こりゃだねぇ♪)


 ネネの耳を引っ張る雅


 雅:先程からご領主様が呼んでいらっしゃいますわよ♪


 ネネ:アダダダダッ!聞いてる、聞いてるってば!


 ドナテロ:お初にお目にかかります女帝陛下、私はこの星の惑星領主でドナテロ・ダンチョウ公爵でございます♪


 ユリカ:くぉら!オッサン、そこは私の仕事だっつーの!


 ドナテロ:おっと、これは失礼♪


 ユリカ:因みにオッサンはルネッサ〜ンスとか言ったりしない?それかさ、なんちゃらカッターとか言うメガネの従者が居たりとか?


 ドナテロ:はて、何の事ですかな?眼鏡の美人秘書なら居りますが。


 美人秘書に反応するネネ


 ネネ:マ・ジ・で⁉︎


 ドナテロ:私は多忙な身です故、ここから先は秘書が案内致します。


 ネネ:あざ〜っす‼︎


 ドナテロ:ではこれにて失礼。


 一礼してその場を去るドナテロ


 ネネ:まっだかな〜、まっだかな〜♪


 ???:お待たせしました。  


 ネネ:(キターーーッ!超絶爆乳美人秘書キターーーッ!)


 雅:・・・・とか心の中で叫んでるのではないですか?


 ネネ:ちょっと!心読まないでくれる?


 ???:・・・あの。


 キメ顔で近付くネネ


 ネネ:失礼しました、早速案内お願いできますか♪


 ユリカ:その前にお仕事、お仕事。この人はあのオッサンの秘書でマリアンさん、元魔王秘書なんだって・・・終わり。


 ネネ:えっ⁉︎そんだけ?種族とか出身地とかスリーサイズとか好きな物とか嫌いな物とか色々あんでしょうが!


 ユリカ:そこはネネちんお得意の美女リサーチ力でなんとかしなよ。


 ネネ:ケチ〜。


 マリアン:そろそろ宜しいでしょうか?


 ネネ:ハイハイ、付いて行きます何処までも♡


 雅:(何故魔王秘書まで務めたエリートがこんな所で?)


 次回へ続く・・・








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