第83話 惑星ゼッキョウ

 魔界時間18:15 惑星ゼッキョウ ジェットコースターレール上


 ユリカ:ヤッホイ!人間の皆んな、元気にしてる?私?私は今ジェットコースターに乗って上昇中だよん♪


 悟りの境地に達したかの様な顔をするネネ


 ネネ:・・・・ウエガミエナイヨ


 ユリカ:このジェットコースターはね、この星の領主にして魔界宇宙一の絶叫マシン設計者であるリリィ・ストリーム伯爵が設計したプラネットストリームっていうんだよ♪それにしてもまだ上が見えないね〜。


 ネネ:ジメンモミエナイヨ


 ユリカ:ジェットコースターの中ではレールの長さも魔界宇宙最長!星全体に張り巡らされているんだって。 


 ネネ:モウスグウチュウニデルヨ


 ユリカ:へ?何で2人はそんなヤヴァイのに乗ってるかって?それはね、アオイ先輩の所でお土産脱ぎたて下着を失敬したんだけどさ、あのマネージャーの目を盗んでホッとした矢先にママンに速攻バレてここに居るってわけ。早い話がお仕置きよオ・シ・オ・キ♪


 ネネ:ワタシナニモシテナイヨ?


 ユリカ:ホラ、連帯責任っての?今回何の罪もないネネちんも巻き添え喰らったってわけ。  


 ネネ:タスケテ


 ユリカ:それじゃあ、タイトルコールいってみ・・・ん?


 頂上に達した時モニターに映るリリィ


 リリィ:ハ〜イ、ご機嫌如何?お仕置きに定評のあるお2人にプラネットストリームを体験させる事が出来るなんて光栄ですわ♪・・・さあ、良い声で鳴いてくださいましね♡


 ユリカ:永遠の女帝はっじまる・・・


 音速の速さで急降下するジェットコースター


 2人:ほぎゃーーーーーーーーっ‼︎


 63時間後放心状態で帰ってくる2人


 ユリカ:も・・・燃え尽きたじぇ〜。


 ネネ:・・・もう・・・嫌・・・めちゃくちゃ漏らした・・・もうお嫁に行けない。


 雅:さ、お2人さん、早く出てくださいましな♪


 ユリカ:腰が抜けて動けないっての!


 ネネ:た、立てない。


 リリィ:別に動ける様になるまで居てくれて構いませんよ。その代わり、5分後には強制再稼動しますけど♡


 力を振り絞って脱出する2人


 雅&リリィ:・・・チッ!


 2人:殺す気か! 


 雅:産まれたての小鹿の様に足ガクガクさせながら言われてもねぇ♪


 ベンチに座るネネとユリカ


 リリィ:あ、そこは・・・


 突如ベルトで固定され急降下する2人  


 2人:ほぎゃーーーーーっ!なんじゃコリャーーーーッ!


 リリィ:絶叫マシン好きの方のためのおかわりドッキリフリーホールですわ♡


 雅:ストリーム伯、ナ、ナイスです・・・ブフッ♪


 ゆっくり上昇して戻ってきてベンチから崩れ落ちる様に出てくる2人


 ネネ:もう・・・嫌。






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