第62話 戦勝祝い
ユリカ:ホイホ〜イ、ユリカだよ〜ん♪そういやさ、ネネちん達っていつも国土争奪戦争の戦勝祝いってどんな事するか気にならない?今回はその様子を覗いちゃうよ〜ん。てか、ちゃっかり参加しちゃいま〜す♪
魔界時間19:00 帝都グラヴィティオ 飲食街
『焼肉 酒池肉林』
店員:カントリア王国産ヤーメルカルビのお客様〜!
ユリカ:ヤーメルは魔界宇宙の高級肉。どれくらい高級かっていうと人界の日本でいうと、松坂牛くらい高級なお肉だよ。あ、店員さ〜ん、それ私でっす♪
ネネ:アタシの奢りだからって、ナレーターのくせにカントリア王国産ヤーメルってまた高いヤツ注文しやがって。
ユリカ:いいじゃんよ〜、一国の魔王がケチケチすんなって♪あ、因みに食肉のグレードは上からカールトン、ヤーメル、トンテル。私等みたいな一般庶民はカールスやトンテクだね。
ネネ:アタシみたいな皇族でもカールトンは滅多に食べられないのに。ヤーメルはアタシがやっと手の届く額の肉なんよヤーメルは。
ユリカ:ほわ〜、柔らかうんめぇ♡
ネネ:聞けよ!てか乾杯の前に食うな!
店員:ビンテージ王国産クラウンベリー3000年のお客様〜!
ネネ:誰だよ、クラウンベリーなんてクッソ高い酒頼んだのは!しかも3000年ものって更に目ん玉飛び出るくらいのバカ高いヤツじゃんよ!
フィーネ:私よ〜ん♡
ネネ:まぁ、まぁ良いけどさ。てか、何で焼肉店にクラウンベリーなんてあんのさ。
店員:店長の趣味で〜す♪
ネネ:趣味かよ!
ユリカ:フィーネさんと私の対応違くね?
店員:店長から戦勝祝いのサービスで〜す♪
全員:マ・ジ・で⁉︎
フィーネ:それにしても、流石はネネちゃん。あっち見てもこっち見ても良い女がいっぱいだねぇ♡
ネネ:そりゃ、基本男子禁制だかんね♪
ユリカ:そういや雅さんは?
ネネ:例の用事で来れないって。
ユリカ:用事って何なんよ?
ネネ:さあ?聞いても教えてくんないんよ。
ユリカ:ふ〜ん。雫さんは?最近ずっと見かけないけど。
ネネ:家庭の事情で帰省中。
ユリカ:ありゃ。
店員:スネイプ酒のお客様〜!
コーネリア:はいは〜い♪
ネネ:スネイプって蛇酒でしょ?それほぼ共食いみたいなモンじゃね?
コーネリア:分かってないわね〜ん、これがメスで美女が酒漬けになってんの想像してみ?
ネネ:美女の酒漬け・・・
フィーネ:美女の体液が染み込んだお酒・・・
ネネ&フィーネ:う、うぇっへへへへ♡
店員:芋焼酎のお客様〜!
エル:あ、私です♪
ネネ:流石はミノタウルス族、草食らしいお酒だね♪
店員:
レイ:私だ。
ネネ:相変わらず渋いチョイスだねアンタは。
ユリカ:ネネちんは?
ネネ:アタシは未成年だから・・・
店員:ジンジャーエールのお客様〜!
ネネ:あ、アタシだ♪
店員:ライモンサワーのお客様〜!
ユリカ:お、私だ♪
ネネ:そんじゃ、全員飲み物渡った事で〜・・・
全員:カンパ〜イ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます