第4章 女帝の日常
第61話 巨獣契約
ユリカ:ヨッホ〜イ、ユリカだよ〜ん♪いや〜、この番組は良いね〜。殆どやりたい放題だもんよ♪さてさて、相手国の不手際とはいえ約束通り国土争奪戦争に勝利したネネちん。帰国後遂に魔界宇宙最大級の大きさを誇る4体の内の1体と契約する日がきたのだ〜!
帰国後 魔界時間10:50 帝国領特別宙域 獅子王の寝所
フィーネ:ねえ、私に見せたい物って何かな?
ネネ:まぁ、見てなって♪おーい、獅子公!約束果たしに来たぞー!
ネネの呼びかけと共に空間の裂け目が現れる
ネネ:さ、行こっか♪
フィーネ:え?行く?え?
空間の裂け目の先には大口開けて寝てるビッグバンレオ
レオ:ングゥ・・・フゴッ!
ネネ:ま〜た寝てたなコイツ。
レオ:ふぁ〜・・・よく寝たんだなぁ♪
フィーネ:でっか!めちゃくちゃデカいライオン⁉︎
ネネ:こちらが魔界宇宙を騒がせた元4大凶獣の1体ビッグバンレオでございまっす♪
レオ:ここに来たという事は約束果たしに来たのかなぁ?
ネネ:おうよ!
国土争奪戦争に勝利して成長し進化した久遠の籠手を見せるネネ
レオ:確かに、木の棒から進化したんだなぁ♪
フィーネ:あれが噂に聞く幻の魔王具とされる魔神具、久遠の籠手・・・どう見てもゴム手袋にしか見えないんだけど。
ネネ:最初は木の棒だったんよ。ゴム手袋になっただけ木の棒より遥かにマシなんよ。
ユリカ:仲間内から散々小馬鹿にされたもんね木の棒・・・ププッ♪
ネネ:笑うな!
レオ:ま、約束は約束なんだなぁ♪
久遠の籠手を掲げるネネ
ネネ:我、魔王ネネ・ディメスティアの名の下に巨獣ビッグバンレオとの契約を果たさん!
ユリカ:プッ、どんなにカッコよくキメてもゴム手袋が全部ギャグとしてゴッソリ持ってかれてる♪
レオ:正直ビジュアルがゴム手袋なのがテンション下がるけど、魔王ネネ・ディメスティアの契約を受諾するんだなぁ♪
ユリカ:ゴム手袋・・・じゃなかった、久遠の籠手が輝き紋様が浮かび上がり、ビッグバンレオの額にディメスティア皇家の紋章が浮かび上がるのだった・・・いやでも、ゴム手袋じゃナレーションのし甲斐がない。
フィーネ:なんだか紋様が付いた事で有名ブランドが下町の工場とコラボしたゴム手袋みたくなってる。
ネネ:言わないで!お願いだから言わないで!
ユリカ:ここに雅さん居たら大爆笑してたね。てか、雅さんどしたの?
ネネ:どうしても外せない用事が出来たんだって。
フィーネ:それにしても、ホント大きいわね。
ネネ:これでもかな〜り、遠くに居るんだよコイツ。あまりにも大き過ぎて目の前に居る様に見えるんよ。ここもレオのために作った空間でね、現代次元工学の限界スレスレなんよ。
フィーネ:体長はどれ位あるの?
ユリカ:これがビックリ、人界宇宙の銀河系と同じ10万5700光年なんだって。
フィーネ:成る程、浄化されて巨獣となった事で魔界宇宙最大級ってわけね・・・ちょっと待って、こんなのがあと3体も居るって事⁉︎
ネネ&ユリカ:だ〜いせ〜か〜い♪
レオ:改めてヨロシクなんだなぁ♪
ネネ:おうよ♪
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