第59話 史上最速終戦
ユリカ:取り敢えず放送して尺を稼いでる間に企画会議をしてるディレクターさん達。そんな中、戦場はビミョ〜な空気が流れてるのよね〜。
開戦より30分後 魔界時間8:30 国土争奪戦争戦場 惑星エコノミア
中央舞台に重い空気が流れる
ネネ:えっと・・・ど、ドンマイ(形はどうあれ、勝ったのに何故に気を使わにゃならんのよ)
ネネに泣きつくフィーネ
フィーネ:神様仏様ネネ様!どうか私を貴女の国に迎えてくだせぇ!
ネネ:う〜ん、アタシ個人としてはそうしたいんだけどね〜。国政に携わらせるとなると、やらかしちゃった人を迎えるのは他国への対面も・・・ねぇ。
フィーネ:そこを、そこをなんとか!何でもしますから〜!
フレデリック:姉さん、諦めて母さんと実家帰りなよ。
フィーネ:嫌!母さんの下でタダ働きされるくらいなら死んだ方が万倍マシ‼︎
雅:そ、そうですよ!ホーネット大統領閣下の言う通りご実家に帰られた方が!
ネネ:どしたの?雅姐さん。何焦ってるの?
雅:べ、べべべ、別になんでもありませんわ!
焦る雅を見て秘策を思いつきネネの耳元で
フィーネ:私がいるとなにかとお得よ〜ん♪な・ぜ・な・ら、私雅がこの世で1番恐れるものを知ってるのよ〜ん♡
ネネ:マ・ジ・で⁉︎
フィーネ:それは魔界宇宙で私にしか用意出来ない代物。どうかしら?改めて問うけど、私を貴女の国に迎え入れてくれないかしら♡ご覧なさいよ、私が貴女の国に迎え入れてほしいと頼んだ時のあの焦り様を♪
邪悪な笑みを浮かべるネネ
雅:な、なんですのその邪悪な笑みは⁉︎
フィーネの手を握るネネ
ネネ:ようこそディメスティア帝国へ♪
雅:なっ⁉︎
偉人管理局一同:いよっしゃーーーっ!厄介払い成功ーー!
※問題発言
フレデリック:これで姉さんの呪縛から解放されるーー!
※問題発言
ネネ:流石に偉人管理局は任せられない。何か特技とかない?
フレデリック:姉さんは昔から自然な流れでよく情報を得てくるんですよ、女性限定ですけど。
ネネ:そっか〜・・・確かにハニートラップとか得意そうだもんね、女性限定だけど。なら、軍政省諜報局長なんてどうかな?
フィーネ:いいね!それでいこう♪
審判:あの〜、そろそろエリアフラッグの授与を。
ネネ&フレデリック:あ。
フレデリック:この様な形になってしまって大変申し訳ありませんでした。
ネネ:いやいや。まぁ、こういう事もありますよ。
審判:こ、これにてスカイフォード連邦VSディメスティア帝国の国土争奪戦争終戦を宣言します。
両国陣営観覧席から一切歓声が上がってこない
ネネ:で、ですよね〜。
スタッフロールが流れる
司会:国土争奪戦争の歴史上最速の終戦記録を塗り替えたディメスティア帝国。果たしてその記録を超える国が現れるのでしょうか?・・・多分無いでしょ〜ね〜。ではまた次の戦場でお会いしましょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます