第58話 VSスカイフォード連邦(前編?)
ユリカ:ヨッホホ〜イ、ユリカだよ〜ん♪え?いつもの国土争奪戦争の始まりと違う?だよね〜、皆んなそう思うよね〜。しかも前編に『?』が付いてるっしょ?これちゃんと意味があるんよ。
魔界時間7:00
ディレクター:そ、それは本当か⁉︎
AD:本当です。先程、国土争奪戦争管理委員会から局の方に緊急連絡がありました!
ディレクター:ど〜すんだよ!これ大変な事になるぞ〜。
AD:どうしましょうかね〜。
ディレクター:もう放送中止出来ないレベルまでいってるんだぞ!仕方ない、取り敢えず番組スタートさせてスタジオと現場で繋いでる間になんとかするぞ!
AD:はい!
1時間後・・・
AD:本番5秒前〜!4・3・・・・・
司会:国土争奪戦争ファンの皆さんおはようございます♪今回もこのお時間がやって参りました!今回の対戦カードは航空産業超大国スカイフォード連邦VSディメスティア帝国です。戦場と中継が繋がっております。戦場の武崎さ〜ん!
『国土争奪戦争戦場 惑星エコノミア』
武崎アナ:はい、ここは国土争奪戦争の戦場となっておりますスカイフォード連邦領の惑星エコノミアです。
両国陣営観覧席が騒ついている
司会:何やらそちらが騒がしいそうですが、何かあったのでしょうか?
武崎アナ:そ、それがですね。ディメスティア帝国側は既に戦場に着いているのですが、肝心のスカイフォード連邦側の方がまだ到着していない様なのです。
司会:それはどういう事でしょうか?
武崎アナ:現在、管理委員会による事実確認が行われております。
『ディメスティア帝国陣営』
ネネ:どしたんだろ?
雅:さあ?
ユリカ:あちゃ〜、やっぱこうなったかぁ。
ネネ:ユリカちゃん何か知ってんの?
ユリカ:あたしゃこの番組のナレーターだよ。仕事柄あっこっち覗いてるから知ってるに決まってんじゃん。
ネネ:じゃ何で言わないんよ?
ユリカ:だってナレーターっていったら未来を知る未来人みたいなモンじゃん。未来人か過去の人間に未来の事話すの基本NGじゃんよ。私が言いたい事分かるっしょ?
ネネ:まぁ、そりゃそうだわな。
雅:ま、ナレーターと登場人物がこうも密着している番組も珍しいといえば珍しいですわね。
武崎アナ:はい・・・はい・・・わっかりました〜。たった今スカイフォード連邦大統領が到着したそうです。そして偉人管理局長より声明があるそうです。
ネネ:うっしゃーーっ!開戦じゃ〜・・・え?声明?
スカイフォード連邦陣営の国旗が白旗に替わる
ネネ:え?どゆこと?
『スカイフォード連邦陣営』
壇上に立つフレデリック
フレデリック:え〜、我が国はこの戦において降伏を致します。
ネネ:は?
フレデリック:理由につきましては当事者から説明致します。
フレデリックと代わるフィーネ
フィーネ:え〜、この度私、フィーネ・ホーネットは国土争奪戦争において重要な偉人の滞在ビザを管理する管理局の最高責任者にあるまじき失態を犯しました。それは滞在更新手続きを閻魔庁と時空管理局にしておらず強制送還されて参戦可能な偉人が1人も居なくなったという事です。
ネネ:マ・ジ・で⁉︎
審判:怪我や病気等といったやむを得ない事情の場合後日仕切り直しという事が可能ですが、滞在ビザ失効となった場合、特例を除き失格となり敗戦扱いとなります。よって委員会本部との協議の結果、スカイフォード連邦は敗戦となります。
武崎アナ:これは大変な事になりました!ディメスティア帝国まさかの不戦勝だーーーっ‼︎
ディメスティア帝国側観覧席
ココット:う?母しゃまこれはどういう事でしゅの?
エルザ:それはの、相手閣僚の失態で戦わずしてネネ殿が勝ったという事じゃ。
ココット:ちゅまんないでしゅわ。
エルザ:まぁそう言うな、これ最後まで見終わったら帰りにココットの好きなりんごジュース買ってやるから♪
ココット:り、りんごじゅ〜しゅ♡
ネネ:アタシのやる気を返せーーーーーっ!
ユリカ:不完全燃焼うぇ〜い♪
雅:ブフッ!ふ、不完全燃焼♪
次回へ続く・・・
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