第46話 再会する母娘

 魔界時間21:00 地上帰還


 雅:如何でした♡


 ネネ:いいモン見れてお肌ツヤツヤっすね。


 幸子:100歳は若返ったわ♡


 ユリカ:そらよござんしたね。


 預かったユリカのデバイスを返す番組スタッフ


 ユリカ:こんの、裏切りモン・・・およ?メール?


『君が宇宙にいる間に天空の架け橋のナレーターが決まりました事をお知らせします』


 ユリカ:おっ!後任が決まったんだ♪てか、見てたんなら助けろや。


 ???:ミルフィー!


 ネネ:うおっ!あ、貴女は‼︎


 キメ顔でミルフィーを差し出すネネ


 ネネ:貴女の娘さんをとっ捕まえ・・・じゃなかった!見付けたので連れ戻しましたよフィローネさん♡


 ミルフィーを抱き抱えた後頬っぺたを掴むフィローネ


 フィローネ:私、勝手な事しちゃ駄目だって言いましたよね♡


 ※凄まじい殺気を放ち笑みを浮かべるフィローネ


 ネネ&ユリカ:怖っ!


 ネネのデバイスに着信が入る


 ネネ:およ?イザベラ先輩?ホイホ〜イ。


 宙に浮いた液晶モニターに映るイザベラ


 イザベラ:と思ってたわ♪


 ネネ:おお〜っ!浴衣姿がセクスィ〜♡って、何で知ってるの?


 イザベラ:ヒ・ミ・ツ♡それはそうと、そっちに刺客が来てなかった?その子のおしゃぶり寄越せとか言って。


 ネネ:それも知ってるの⁉︎


 イザベラ:正確にはその子のおしゃぶりじゃなくて、その飾りが目当てなのよソイツ等は。


 ネネ:何なのアレ?


 イザベラ:マスタースフィアって知ってる?


 ネネ:いんや、全然わっかりませ〜ん。


 イザベラ:天界宇宙全ての悪党が見られるとヤバいのが満載のものよ♪


 ネネ:逆に検察側からすれば喉から出るほど欲しがる証拠物件であると。


 ミルフィー:ほぎゃーーーーっ!


 イザベラ:何?今の悲鳴。


 ネネ:ベイビーがお母様のお仕置き喰らっとる。


 イザベラ:そ、そう。


 ネネ:そんで、その刺客の正体はビルドルフ合衆国と睨んでるけどどう?


 イザベラ:ご名答♪裁判で次々と倒されてるから相当焦ってるのよね。


 ネネ:私は何すりゃ良いの?


 イザベラ:今はいつも通りにしてて良いわね。


 ネネ:ほ〜ん。


 イザベラ:必要な時はこちらから連絡するわ。


 ネネ:ホ〜イ。


 通話を切るイザベラ


 ユリカ:ほんじゃ、そろそろ本業に戻るわ。  


 ネネ:アオイさんが泊まってるホテルあっちだぞ。


 ユリカ:おっといっけね♪って!何でだよ!


 ネネ:また私物とか盗むかと思ったから。


 ユリカ:ママがいる時にそんな事したら殺されるっての!


 幸子:


 ユリカ:何でもないであります!

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